子供が生まれた後で、母の影響で編み物を始めました。
大人用のものはサイズが大きいので、子供用のばかりでしたが、二人目出産のときに、おくるみに挑戦したくなり、素材、編み図などを探して編んでみました。
おくるみの完成は簡単な編み方がポイント
おくるみを編む前に、どのデザインでおくるみを編むかかなり悩みました。
モチーフ編みでつなげるものや、1枚を編むのでも様々なデザインがあるので、ネットや手元の本を何冊か見て決めました。
編み図を決めたポイントは、「模様が複雑でない」もの。
複雑だと、時間がかかりそうというのが理由です。
私自身飽きっぽいところもあり、よく編み散らかししていたため、編みかけだらけになりがちで。
それから編み図が複雑に感じられると、編み図を見ながら編むことになり、その分編むスピードが落ちてしまいがちに。
そのため、とにかく編み続けられそうな簡単なデザインだけれど、かわいいなと思えるものにしました。
パターン選びのために、いろいろな編みものの本を購入しては、あーでもないこーでもないとやっていました。
大物サイズなので途中で編めないとか編みにくいとか編むのに飽きたとかいうことが考えられたので、どうしてもこれなら編める!という編み図でないと続きません。
そうやっていろいろ見て最終的に選んだのは、ピエロさんのフリーパターンです。
こちら編み図を見るとわかるのですが、8目1模様で両端に台となる細編み。
間の模様として真ん中に鎖編みを入れながら長編みを4目編んでいます。
これが土台の1段になるのですが、2段目1模様で両端に長編みを編み、間は鎖編みで1段目を縫うようにして編む形になっています。
土台の編み目の後は2段で1模様となるのですが、上下段ともに目を入れる場所もわかりやすく、また単純な形なので、何段か編むうちに編み図を覚えてしまって、だんだん編み図を見なくても編めるようになります。
また、長編みも編んでいるのですが、鎖編みで模様をつないでいくような形なので、複雑な編み方ではないのに、ボリューム感のある仕上がりになります。
どんどん編めるパターンなのに、上級者のような編みあがりになるので、作った甲斐があった!と思えるようなデザインです。
パターンの指定糸は模様部分を3号針になっていますが、選んだ糸によって針の号数は変えてください。
最初の素材選びを間違えて編みなおしに
実は、一度おくるみを編もうとして、予算をケチりました。
なるべく安く作りたいなーなどと思ってしまったのが、失敗でした。
最初に選んだのが、ピエロさんのベーシックコットンでした。
雑貨に使いやすいというのが売りなのですが。
もちろん、雑貨にはいいんですよね。ベーシックコットンで雑貨も編みましたので。
最初は特に気にせず、おくるみを編み始めたのですが、この糸、結構しっかりしているので、10段くらいまで編んだときに、なんだか「板っぽいな~」と。
無理・・・ですよね。
だって、板みたいな固さなんですから。
どう考えても、その固さで編み進めても、おくるみ?という状態になりそうだったので、10段くらいまで編んでいたのをあきらめてほどきました。
赤ちゃんに作るおくるみは柔らかいコットンの糸が最適
やっぱり予算をケチらないで、やったほうがいいです。
ということで、再度糸を選び直して、選んだのが毛糸ピエロさんから出ているパステルオーガニックです。
オーガニックコットンは、有機農法で栽培された綿で、できるだけ化学薬品を使わずに作られています。そのため、肌に優しく、刺激がほとんどないので、アトピーの子供にも使えますし、赤ちゃんにも安心して使うことができます。
丁寧に作られていて肌にも安心なのに、パステルオーガニックは購入しやすい値段で、おくるみのような大きなものを編むのにも、まとめ買いしやすいです。
私が、選んだ色は、ブルーとグリーンです。
おくるみの本体ですが、それぞれ10玉ずつ購入して、ほぼ使い切りました。
赤ちゃんのおくるみを作るときに、毛糸は何玉必要?簡単な計算方法
縁編みに関しては別の糸で作っているのですが、こちらは1玉程度。
縁編みで使用したのは、毛糸ZAKKA ストアーズのNEWコットンベビーです。
中細タイプで、適度な固さがあるので縁編みに使いました。こちらもコットン100%です。
使用したのはベージュ。
画像の写真だと、色がはっきりしないですが実際にはもう少し色がしっかり出ていると思います。
なお、縁編みに関しては編み図通りではありません。全体をまとめる程度にしたかったので、ネット編みを1周ぐるりとしています。
おくるみは、編み物のサイズとしては大きいほうなので、ちょこちょこ編むなら1か月から2か月程度はかかると思います。
個人の作業量と編む速さで変わりますね。
それから、1枚で仕上げるおくるみの場合は、大きくなるにつれて編んでいる最中に手に重量感を感じることも。
もっと、負担なく編みたいなという場合には、モチーフつなぎで完成させる方法もあります。
オーガニックコットンは特に、冬以外に使いやすい素材です。赤ちゃんを寝かせるのに使ったり、ベビーカーにブランケットとして使ったりも。
パステルオーガニックの感触は、どちらかというとひんやりしているので、温かい季節にはぴったりです。
おくるみとして使わないときはひざ掛けや、ソファカバーのように使うこともできます。
私が使用したのは、毛糸ピエロのオーガニックコットンでしたが、プラスでおススメしたいのが、ハマナカのポームです。
パステルオーガニックと比べると、少しお値段が上がるのですが、とにかく手触りが最高です。
予算に余裕があれば、ぜひポームを使ってみてください。
パステルオーガニックと同じで、25g70mなので、紹介しているおくるみと同じものが作れます。
コメント