特許切れの後発薬品として、負担費用が少ないという理由でジェネリック医薬品が薬局でも勧められるようになってきています。
しかし、先発品とジェネリックとで効果に違いがあるとも聞きます。
薬の飲み比べなんて簡単にはできませんので、本当に違うの?と思いますが、
子供が病気になったときに、明らかな違いを目の当たりにしました。
かかりつけ薬局では常に先発品
子供が生まれた後で、病院と薬局に世話になる頻度が高くなりました。
病院の近くにある薬局で処方してもらうことが多かったのですが、
わりと出来たてできれいというのもあって、利用者も結構いました。
ちょうど、お薬手帳も出始めのころだったのか、
最初にもらったところの手帳がちょっとかわいかったので、よく利用していたのですが。
さすがに利用者が多いので、待ち時間も長く。
やや面倒だと感じることもあったので、だいぶ経ってからですが、
家の近所にある薬局に切り替えました。
当時利用していた薬局はどちらも先発品での処方になっていました。
まだジェネリック医薬品を積極的に勧めるというより、
費用負担が減るからオススメしますくらいの位置づけだったと思います。
そのため、問診票にも記載が特になかったため登録時に先発品で出されることになったのだと思います。
処方された薬の説明には、先発品以外にジェネリックもあるよと書かれていたのですが、「ふーん」と流し読みしていました。
新たに登録した薬局ではジェネリック医薬品が基本推奨だった
ある日、子供を病院へ連れていき、そのあとでかかりつけの薬局へ行ったら、なんと営業時間終了だったことがありました。
たまたまその曜日だけ早く終わる日で、私が失念していたのもありました。
頭に入っていたら、そういう日に病院へ行くのをやめたかと。
そこでやむを得ず、営業している別の薬局へ。
確かこの時は前と違い、ジェネリック医薬品推奨になっていて、薬局も「特別な理由がないのであればジェネリックでお願いね」みたいな空気を醸し出していました。
薬局で最初に書く登録用紙。あれにも、「ジェネリックを希望する」というのがあって、ここに丸をつけないと許さないぞみたいな。
本当は先発品で出してほしかったのですが、ジェネリックにしない人がおかしいみたいな空気にまけ、ジェネリックに丸をつけてしまいます。
この時処方してもらったのは咳止めと痰切りの飲み薬で、効果がどうだったのかは私には判断が付きませんでした。
ツブロテロールテープとホクナリンテープでの明らかな違い
子供って、夏以外は咳と鼻水が続くって多いですよね。
保育園に行っている間は、2カ月に1回は確実に耳鼻科か小児科に通っていたと思います。
ある時、咳がひどいので、ホクナリンテープを出してもらうのに病院へ行き、処方箋をもらってきたのですが、
たまたまこの日もかかりつけが休み。
仕方ないので、別の薬局へ行って薬をもらったのですが、出てきたのはホクナリンテープではなく、「ツロブテロールテープ」。
個人的には、「ツ」と「ブ」が強調されてしまい、パッと見覚えられなくて、
ある時期まで「ツブ貝みたいな名前のテープ」で覚えていました。
ホクナリンテープはシールではない側が不織布みたいになっていますが、
ツロブテロールテープは、面がツルツル。
初めて見るので仕方ないですが、ジェネリックになるとこういう形になるんだなとその時は思いました。
効けばいいんだしと思っていました。
お風呂上りに子どもの背中に張って一晩。
朝、子どもを着替えさせてみてびっくり。
「端がちょっとめくれている」
テープの薬の効果というより、テープの粘着力が違いました。
そして夕方には自然にはがれてしまい、床に落ちていました。
ホクナリンテープはそんなことはありません。
丸一日、はがすまで取れません。
そして、はがそうとすると、子供がちょっと痛がります。
ツロブテロールテープも薬の効果はあると思うのですが、
粘着力に違いがあると、最後まで薬が続かないのではという心配があります。
まとめ
ジェネリック医薬品は費用負担が減るので、いいこともあると思いますが、
あからさまな違いを見てしまうと、違いのわかった薬に限っては先発品のほうがいいかもしれません。
最近も、休日診療で病院へ行きました。休日ですので病院近くの薬局しか開いていません。
初めてのところになるので、登録をするのですが、このときに思わず薬剤師さんに「効果が気になるので先発品にしてください」と言ってしまいました。
薬剤師さんに理由を聞かれたので、ホクナリンテープの話をしたのですが、「確かに薬によっては物が違うんですよね」と言っていました。
正直、ここまで違うのを体感すると、無理にジェネリックにしないほうが安心なのかなと思ってしまいました。
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