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大腸憩室炎での入院体験記。入院期間、治療法、入院費用などのまとめ

暮らし
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私が実際にかかった大腸憩室炎について、発症~入院~経過~退院をまとめたいと思います。

実際に自分が大腸憩室炎になったときには、病名や症状が分からずに、ネットで調べまくりました。

同じような不安を持っている方、今まさにお腹が痛くて病院へ行こうとしている方の参考になればと思います。

大腸憩室炎を発症してから入院するまで

発症した日の症状

発症したのは、お昼ごはんの時でした。

時間に余裕がなかったので忙しく食事をしていたのですが、おかずのお魚を慌ただしく、半ば丸のみした瞬間に、お腹にキリっとした痛みが走りました。

もしかして、胃腸炎?と思ったくらいです。

痛みはある程度まであり、それなりに激しく痛いのだけれど、ここで仕事を早退するわけにもいきません。痛いだけなら我慢していればなんとかなると思い、そのまま仕事を継続していました。

 

だけど、お腹の痛みが激しく止む気配がありません。そのため、仕事が終わる時間が近づくにつれ集中力も途切れがちに。

 

帰宅中。
相変わらずお腹がキリキリと痛みます。
このときは自転車通勤だったので、帰る途中ずっと痛みに耐えながら自転車を漕いでいました。

時々道路の段差で自転車が跳ねるのですが、跳ねただけなのにお腹に痛みが走るという、今までにない経験も。

お腹痛いときに、振動で痛むことがなかったので何が起きているのかわかりませんでした。

そして、帰宅後。

普段なら夕食の準備をしないといけないのに、あまりの痛さでご飯が作れない状態に。

熱を測ると、37.8度も。

きっと風邪だろうなと思いました。もしも翌日も熱が下がらないようであれば病院へ行こうと決めました。

普段ならそこまで考えず、様子見だったと思います。さすがにお腹の痛みがひどいので、これは何かあったらまずいと思いました。

発症から2日目の状態

自転車を運転するのはしんどいので、徒歩で病院へ行きました。
最初は移動するのがつらいので、近所の内科にしようかと思ったのですが、ちょうどその日は木曜日。近所の病院が木曜日を休みにしている時があり、休診だったら面倒なので、最初から大きい病院へ行くことにしました。

 

平日だったので病院はそれなりに混雑。かなり待たされていましたが、その間もお腹がキリキリと痛み耐えるのも大変でした。
1時間ほど待たされて、ようやく診察。

 

先生に今の症状を伝えると、診察台に横になるように指示が。

ここで先生が私のお腹を押さえて手を離すのですが、これがまた痛いんですね。

「手を放すと痛い?」と聞かれるので、「痛いです」と。
「もしかしたら盲腸の可能性もあるかもね」だそう。

 

盲腸=手術=お金かかるというのが頭をよぎりました。ですが先生は「最近は薬で散らすこともできるから、まず検査ね」と。

 

検査内容は血液検査とCT、レントゲン、心電図などです。

検査結果が来るのも時間がかかり、朝から行ったのに結局昼近くにようやく検査結果が出ました。

結果が出るまでは、処置室で横になったまま待っている状態です。

しばらくすると診察した先生が来て結果の説明を。

「大腸にできたケース炎だね。炎症が激しいから絶食して抗生物質を使うけど、入院して治療しないと治らないので、入院手続きしてください」と。

 

ん??ケース炎??
とりあえず盲腸ではなくて、入院で治療。

 

で、ケース炎て何?

 

抗生物質をとりあえず入れないといけないというので、処置室で抗生物質を入れている間に「ケース炎」を調べてみたのですが、「ケース炎」なんて全然引っかからないんです、これが。

 

もしかして病名を聞き間違えたのか、何か違うのかと思ったので、「お腹 痛い 盲腸ではない」で検索したら出てきました!

 

憩室炎と。

 

先生の発音がはっきりしなかったから、全然出てこなかったんですね。

 

発症した場所は大腸だったので、「大腸憩室炎」です。

 

もうこの後は点滴が終わるまで動けないので、調べまくりました。

 

  • 退院までに10日くらいかかること
  • 腸にできた憩室というところが何かの原因で炎症を起こしているので、治すには抗生物質が必要
  • 炎症が収まるまでは絶食

 

家族に連絡して手続きしてねというので、旦那に応援依頼しました。
一人で準備するのは無理っていうのが先生の見解です。

 

その後、子供のお迎えや入院準備など。
家族で病院へ行き、入院手続きをして、そのまま病室へ。

すぐに治療が始まりました。

入院中の生活

発症2日目の夜。

昼にも点滴をしていましたが、そのまま夜も点滴をします。
点滴の中身は抗生物質と水分です。

 

発症してからすぐなので、お腹の痛みと熱は一晩中続き、眠いけど寝られない、そして痛いの繰り返しでした。

 

発熱もあるため寝苦しく、あまりの熱さに耐えかねていたら、アイスノンを入れてもらえました。

炎症が収まるまでは絶食なので、食事はそれまではできません。

 

炎症が収まったかどうかの確認は採血ですが、入院5日目から開始していました。

 

入院3日目には病院から外出

用がなければ外出しないまま過ごしていたと思いますが、子供たちの運動会があったので。

痛みが取れたら動けるだろうという目論見のもとに、先生に無理言いました。

このときはまだ絶食中です。

入院初日は相当な痛みがありましたが、2日目は痛みはあるけれど我慢できる範囲まで収まり、3日目も痛みはあるものの動けるくらいまで回復していました。

入院中の生活は時間があるので暇つぶしできるものを

絶食で抗生物質を点滴し、ひたすら炎症が収まるのを待つだけの治療なので、やることがありません。

そのため、憩室炎にかかった場合には、ヒマつぶしをできるだけの何かを持っていくのがオススメです。

テレビはベッド個別についていますが、カードが必要だったので、私はスマホで見ていました。

相部屋の場合は、イヤホンが必要です。

 

長時間滞在になるので、充電ケーブルも持っていきました。
おかげで充電したままテレビ見放題という、最高の堕落した生活をしていました。

 

入院中は時間があるので有効活用

実は、この時ちょうど保育士試験の実技試験が迫っていました。

そのため、私が入院準備のときに持って行ったのは、着替えなどの一式以外に、実技試験の準備に使っていた、色鉛筆、画用紙、お話を書いたシナリオセットを全部持っていきました。

痛みで起き上がれない間は無理でしたが、痛みが減ってからは、ひたすら造形練習。
人体パーツの練習、45分間でテーマの絵を描く練習などをかなりやりました。

入院中は、抗生物質と水分を点滴して回復するのを待つだけの生活になります。

とにかく点滴して寝ているだけの生活のため、時間があまるほどです。

少しでも何か進めたい場合などは、あらかじめ持ち込むことをオススメします。

 

場合によっては、後から入り用であれば家族に持ってきてもらう方法も。すぐに用意できなくても、慌てないようにしましょう。まずは治療するのが大事ですので。


Renta!でマンガを読む

食事を開始したのは入院3日目の夕方から

国家試験の期日が迫っているから早めに退院したい、運動会に行かせてくれ等、かなり無理を言ったからか、痛みが少し収まった3日目の夕方に食事が開始されました。

 

食事解禁前には、回診で先生から「飴とかなめてもいいからね」と言ってもらっていたのですが、もう少し後かと思っていました。

 

食事はお粥が出たのですが、それ以外のおかずは通常のものでした。おかずが柔らかいわけではないのに、なんで主食だけお粥なのはか疑問です。

この写真は、最初の食事で出たものです。

 

お粥+普通のおかずの組み合わせですが、これが全く口に合いませんでした!

お粥だけとかおかずだけなら、おいしかったんですけどね。
お粥におかずは合わないっていうのは、組み合わせたことがなかったので。

正直、早く普通のご飯を食べたかったです。

 

点滴で手が痛くなる

同じ場所にずっと針を刺していると、刺しているところが痛くなります。
薬を入れているときにある圧迫とは、また別の痛みです。

 

こればかりはどうしようもないようで、針を別の血管に差し替えるしかありませんでした。

 

最後は、どこに刺せばいいんだみたいな状態で、看護師さんも針を刺せる血管を探すのに苦労していました。
(こっちは痛みの恐怖がありますが)

 

入院中のお風呂について

病院では、お風呂は2日に1回と男性女性で曜日が決められていて、それ以外は入れませんでした。

毎日お風呂に入っていたので、入れないと気になりました。

今までの入院経験が出産だけで、病院でも毎日シャワーができていたので、2日に1回というサイクルは不便に感じました。

 

後から考えたら、水を使わないドライシャンプーを用意したらよかったのかもしれません。

資生堂の「水のいらないシャンプー」です。
お手頃価格で、ドラッグストアですぐ手に入るので、後から家族に持ってきてもらうという方法も取れますね。

使用感はそのままのシャンプーとは違いますが、すっきりした感じがするので、入院中に使うのにちょうどいいと思います。

 

こちらは泡タイプのもの。

資生堂と違うのは、体にも使えるところです。

病院の中って時には暑いこともあって、なんとなく体が気持ち悪いというときは、これ1本で洗えるので便利だと思います。

 

退院の状況について

入院期間

病院で診察を受けてから入院~退院までの日数は計9日間 でした。

実は、退院する予定の日もまだ数値上は炎症が収まりきっていませんでした。

先生としては完全に炎症が収まってからのほうがよかったみたいですが、私が「国家試験あるから早めに退院したい!」と言っていたので、自宅療養でというので退院させてもらったような状態です。

大腸憩室炎という病気について

先生からの話をまとめます。

  • 憩室そのものは病気ではないが、憩室があることによって引き起こされるので、今後も要注意(私は憩室が多いと言われた)
  • 腸の運動をよくするためには、繊維のあるものをなるべく摂ること
  • なるべくストレスをためないこと(原因としても考えられるので)

先生に言われて思ったのは、それ全部無理だからー!でした。
ストレスためない生活は実際にできたらいいですが、ほとんど無理です。

 

また、レントゲンでは、憩室に白い影があったのですが、炎症を起こしたのは、バリウムのせいかもしれないと言われました。

 

実は、憩室炎になる1カ月くらい前に健康診断でバリウム飲んでたんですよね。

憩室にたまった老廃物はなかなか排出されないということなので、重たいバリウムがそのまま溜まり、そこに菌が入り込み炎症を起こした可能性もあるそうです。

 

入院費用とその他費用の金額

計9日間の入院費は、81,750円でした。

入院前に前払い費用として一時金として10万円を病院に預けていたので、差額が返却されました。

これは病院によってのシステムかと思いますが、いざ入院となった場合には、まとまったお金が必要なため注意が必要です。

 

入院時に部屋について聞かれたのですが、個室にすると費用も高くなるため、大部屋でお願いしていました。この時、大部屋のベッドに空きがなかったため、初日だけ個室に入ったのですが、希望が個室ではなかったため、個室料金はありませんでした。

これについては、先生からも説明がされていたので安心でした。

 

入院費用に関しては、幸いにも保険に入っていたため、契約した内容分を申請によって受け取ることができました。この申請で戻ってきた保険金は2万円ほどでした。

 

私が入院した病院は、着替えやタオルなどは院内のものを利用するようになっていたためこちらも別で支払っていました。

リネン一式でかかった費用は、3,126円です。

リネン関係は入院しないとわからないことだったので、実際入院してから判明することがほとんどかと思います。

特に大腸憩室炎の場合は、痛みが出て診断後、即入院ということになると思います。

事前に病院でどういった費用が別途かかるのかというのは、手続きしてからということが多そうです。

まとめ

退院後は再検査するからと言われて、予約を入れていたのですが、それ以前に「お腹痛い気がする」で先に病院へ行きました。

検査したら、数値が正常になっていたので、そこで終了となりました。
(痛かったのは、気のせいだったようです)

 

大腸憩室炎はお腹の痛みから始まり、炎症が原因で熱が出るので風邪と勘違いしやすいです。

私自身も何度かかかっている胃腸炎かと思いました。それほどお腹の痛みと熱がはっきりしていました。

ですが、風邪とは違って炎症による物理的な痛みになるので、振動でとか押さえたらで痛いといった物理的な痛みの場合は、早めに病院へ行って検査を受けてください。

私はこの後も、入院はしなかったですが再発して数日間点滴を受ける治療もやりました。

 

次の記事>>>大腸憩室炎が再発。通院治療の記録

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