秋の遠足、我が家は保育園なので幼児クラスになると毎年芋掘り遠足に行きます。
自分たちで掘ったお芋はその日に持ち帰ります。
持ち帰ったお芋はどうしたらいいのかな、どんなレシピなら簡単かなと毎年悩んでいましたが、何回か経験しているうちに慣れてきました。
掘ったばかりのお芋を長持ちさせる方法と、おいしいけど楽に作れるレシピをまとめます。
芋掘り遠足で掘ってきたお芋は干す
畑から掘ってきたお芋は掘りたての状態では、水分がたくさん含まれています。
畑の土が湿っていたり、雨などが降った場合にはさらに泥がついているなど。
芋の表面が湿ったままで保存してしまうと、水分によってカビが生えて腐ってしまうことも。
そのため、掘ってきた芋は最初に余分な水分を飛ばしてあげてください。また水分を飛ばすために有効な方法が、天日干しです。
干し方は日の当たるところに新聞紙を敷いて、土のついたまま置くだけ。
我が家はベランダに新聞紙を敷いて、そのままお芋をゴロゴロさせています。
芋は干すとおいしくなる
お芋は掘ったときにはたくさんのでんぷんが含まれています。
このでんぷんは、そのままだとあまり甘くありません。そのため、掘ったばかりのお芋をすぐに調理するよりは、しばらく熟成させてあげることで、一層おいしくいただくことができます。
熟成はだいたい1か月~。
適度に寝かせておいて甘みを増やしてもいいですね。
天日干しした後のお芋の保管は、新聞紙などの紙に包んで冷暗所に。
適度な感想と低温状態を保つことで、おいしさをキープできます。
ただし、長期間保存のし過ぎには注意です。
次の年の春が来る頃には、お芋から芽が出てくるようになるので、おいしさも減ってしまいます。
おいしくお芋を食べるには、なるべく越冬しすぎないことも大事ですね。
お芋を簡単に使いたいなら芋ご飯が楽ちん
普段家で、どれくらいお芋の料理をしているでしょうか。
我が家はこの芋掘り遠足で持って帰ってきたお芋以外には、さつまいもの料理はほとんどやりません。
また甘みのしっかりした野菜のため、子供たちもおかずとしては好まないんですね。
ただ食べてもらうのに、レシピに悩んで調理方法を考えたり、手間がかかるのは面倒なので、おいしくて楽に作れるレシピがないか試行錯誤していたら、意外にも食べてくれるものがありました。
それが、芋ご飯です。
そこそこの大きさのあるさつまいもを楽に調理し、子供もおいしく食べてくれるレシピが芋ご飯でした。
秋になると、たまに栗ご飯を市販のパックを使って作っていたことがあったのですが、栗の代用品として芋を使うこともありますよね。
栗ご飯、我が家は子供たちが大好きです。
そこで栗の代わりに芋を使ってみたところ、違和感なくおいしく食べてくれました。
芋ご飯レシピと作り方
芋ご飯の材料は以下です。(一般パターン)
- さつまいも 中1本
- 米 3合
- 白だし 炊き込みをするときに指定された分量で
- 水 白だしを入れてから炊飯器の線まで
さつまいも中1本とありますが、重さとしては200g~250gが適量範囲になります。
だいたいどこのレシピも3合くらいを目安に作っているのですが、我が家は3合では1回分としては足りないので、お米を5合にして炊いています。
なお、お芋の量は芋掘りで掘ってきたものなのでサイズはまちまち。やたら大きいのもあれば小ぶりのも。
大きすぎるのを使うと芋ご飯としては芋の分量がすごいことになりますので、サイズは小ぶりのほうが良いかもしれません。
5合でご飯を炊きましたが、お芋が小さくてもあまり違和感はありませんでした。
一般的な芋ご飯の場合、調味料には塩とお酒を入れるパターンが多いのですが、塩とお酒だとあまりうま味を感じづらいので、我が家では白だしを入れています。
ヤマサの白だしですが、昆布がいい仕事をしているのか、うま味に深みがあり、香りよくご飯を炊き上げることができます。
ちょうどご飯を炊いているときに、いい香りが漂うので、子供たちも「なんかいい匂いがする~」と言っていました。
作り方は以下です。
- 芋をよく洗って、適当な大きさに切る
- 切ったお芋は水にさらす
- 米を研いで釜に入れ、米の分量に合わせた白だしを入れる
- 米の分量に合わせた水を炊飯器の線まで入れる
- 炊飯器で炊く
- 炊きあがったら、軽く混ぜる
食べるときは、ごま塩をかけてもいいです。
また、白だしで味がついているため、ごま塩なしでも食べられます。
まとめ
実は毎年お芋をもらっているにも関わらず、ある年芋を干すのをさぼってしまい失敗したことがありました。
子供が芋ほり遠足で持ち帰ったお芋をビニール袋に入れたまま、放置していたことがありました。
だいたい我が家の場合、さつまいもを料理に使う機会がないので、そのうち使えばいいかなどと思ってから1週間。
土が湿ったままで早く何とかしないといけないなと思って、ビニール袋を開けてみたらカビが生えていました。
実は、保育園でも芋ほり遠足の後に、子供たちが先生と掘った芋を干している姿を見ていたので、干していることは知っていました。
少なくとも、湿った土がついたまま放置しておけないので、土を落としやすくするくらいの認識しかありませんでした。
さすがに干さないで置いたままで失敗してからは、必ず干したほうがカビの発生が抑えられるので、今は持ち帰ったらすぐに新聞紙の上に広げて干すようにしています。
お子さんが芋ほり遠足でお芋を持ち帰ったら、忘れずに干してあげてくださいね。
土を乾かしてあげるだけでも、カビの発生を抑えてくれます。
ちょっとズボラでも、これだけやっておけば、後はなんとかなります。時間の空いたときや、今日は作れそうだなというときに、お芋料理を作ってあげてください。
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