洗剤の使い過ぎで、手湿疹を発症してしまいましたが、家じゅうの洗剤を石けん由来のものに変えることで、手湿疹が完治しました。その間に、かゆみを押さえ、なるべく治りが早くなるように使っていたアイテムがワセリンでした。
当初は早く治すためにステロイド入りの薬を使ったりもしていたのですが、ずっと使い続けるのにも不安があり、使うのを止めました。
今も、ちょっと手の調子が悪いなと感じるときにはワセリンが度々活躍しています。
ハンドクリームが痛い?使ってみたけれど効果なし
手が荒れたり乾燥したりすれば、ハンドクリームの出番ですよね。
家事の後、お風呂の後、様々なシーンで活躍するハンドクリームのCMを見ていたので、ずっとそんなイメージを持っていました。
荒れてしまった手を元に戻すのには、まずはハンドクリーム!と思って手持ちのものを使っていたのですが、ほとんど効果なし。
水分、油分を補うんじゃなかったの?となりました。
確かに、ハンドクリームの成分が浸透している気はします。
でも、何かちょっと違う。
成分が浸透しても、むしろかゆみというか痛いだけです。
数日間使ってみたものの、肌がきれいになるという実感が全くありませんでした。
私が使ったのは通常のハンドクリームです。
効き目があるかなと、いろいろ調べましたが、尿素配合のハンドクリームは使わないようにしてください。
尿素はお肌を柔らかくする働きがあるのですが、これは角質を溶かすことでごわついた肌が柔らかくしています。すでに手湿疹で肌が傷ついているのに、さらに角質を溶かすので、肌を壊すことになり逆効果です。
水分・油分補給なら馬油の出番?
馬油は火傷、肌荒れ、ひび、あけぎれ、切り傷に効果があります。
また口に入っても安心な成分でできているので、赤ちゃんにも使えます。
授乳期に乳首が切れたりしたことがあり、炎症を押さえるために馬油を塗っていたので、効果があるかと思って使ったのですが、やっぱりかゆみが落ち着きません。
ハンドクリームと同じで、馬油の場合はかゆいのが余計にかゆくなったという感じだけが残りました。
ワセリンは皮膚に浸透しない
手湿疹を治すのには、外から補うことで治ると思っていたのですが、ハンドクリームでも馬油でも治りませんでした。
ワセリンは皮膚表面に油分の膜を張り、角質層の水分蒸発を防ぐので皮膚の乾燥を防ぐ効果があります。また、外的刺激から皮膚を保護するという働きもあるので、お肌に蓋だけして保護する役割です。
ハンドクリームも馬油も浸透する分治ると思っていたのですが、成分が浸透しても改善される気配がなかったため、ワセリンに変えてみました。
ただただ、自分の手が回復することだけに望みをかけてみました。
実際、ワセリンを塗ると、何かの成分が入っていくとかそういう感じは全くありません。本当に肌に蓋をしただけ。
ラップ効果とでもいうのでしょうか。ペタペタしているので、他に何か触ろうとするとワセリンがついてしまうため、うかつに他のものを触るのは要注意ですが、「肌を保護しているぞ!!」という感覚はありました。
使用するワセリンは精製度の高い白色ワセリンを
馬油の前に、一度ヴァセリンを使っていました。
この時、あまり違いがわかっていなくて、ワセリンもヴァセリンも同じものだと勘違い。
でも、ヴァセリンもあまり改善されなかったんですね。
ペタペタしているけれど、なんとなくかゆいのも続くし、あまり効果が感じられませんでした。
後から知りましたが、ヴァセリンとワセリンは精製度が違い、ヴァセリンは精製度が低く化粧品扱い。ワセリンは精製度が高く、医薬品扱い。
化粧品と医薬品、全く違いますよね。
あれこれやってみて、白色ワセリンを最後に使ってみると、今まで試していたものとは違って、肌に蓋をし、自分の水分は絶対逃さないというくらいに肌をコーティングしていました。
効果はだいたい3日目くらいから
初日はさすがに見た目からしてきれいになって、かゆみもなくなったという感じはないのですが、3日目くらいから、なんとなく水泡が減ってきたというのが表れます。
そこまでくれば、あとはこのままワセリンを続けるだけ。
1週間くらいで水泡もなくなり、かゆみでジュクジュクしていた指もきれいになりました。
合成洗剤使用で水泡ができかけたときもワセリンですぐにきれいに
やむを得ず外で合成洗剤に触れてしまったときには、半日くらいで小指あたりに水泡が出てくるんですが、これもワセリンで治します。
何日もずっと合成洗剤を触らなければいいので、ワセリンを1日か2日くらい塗ればほぼ完治します。
ワセリンにも精製度の違いがあって、サンホワイトは中でも高い精製度のワセリンです。
持ち運びにも便利なハンドクリームサイズなのと、白色ワセリンと比較しても伸びやすいタイプです。
伸びがいいので、薄く伸ばしやすいのがメリットです。
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