あるイベントで子供が煮干しをもらってきました。その名も「瀬戸内の銀鱗煮干し」です。
こちらの煮干し、まつやま農林水産物ブランド化推進協議会の認定を受けた煮干しで、「松山らしさ」「松山ならではの価値」を伝えるとともに、知名度や信頼性を高めて、ブランド化することを目的としています。
よくある県産品の推進のためだろうというので、特別意識していなかったのですが、試食してみて驚いたので紹介したいと思います。
まつやま農林水産物ブランド化推進協議会の認定基準
協議会の認定基準は必須基準として5項目あります。
- コンセプト
- 市場性
- 独創性
- 信頼性
- 将来性
この5基準をクリアして認定を受けているのですが、特にコンセプトは重要です。
「松山独自の産品であり、こだわりや着眼点に特徴がある等」というのがコンセプトの条件ですが、煮干しの原料となるカタクチいわしの産地も松山です。
国内で販売されている食べ物は日本産のものもあれば、物によっては中国産などがありますので、日本近海で採れる産物が原料というところがポイントです。
また、その他の基準も他よりも、より松山市を代表するような特産品であるかについて着目しています。
カタクチいわしの漁場、斎灘ってどのへん?
斎灘(いつきなだ)は瀬戸内海の西部にあります。防予諸島と芸予諸島との間に挟まれたの水域です。安芸灘の南東にあり、水深 30~60mほど。斎灘のほぼ中央に斎島や安居島などがあります。主にタイ、タコ、イワシがよく採れます。
斎灘の南東にある安芸灘との境があいまいで、安芸灘に斎灘を含むこともあります。
このあたりの海流は早く、それがカタクチいわしの味にも影響しているようです。
カネモの瀬戸内の銀鱗煮干しのおススメポイント
カネモの煮干しですが、食べてみて感じた「おいしいポイント」は以下です。
- 魚臭くない
- 適度にさっくり適度にしっとりしている
- 味わいやすい
煮干しは、物によってはちょっと魚臭いのが目立ってうま味を感じないものも中にはありますが、カネモの煮干しは違っていました。うま味が口の中に広がり、魚臭いこともなく、香ばしい香りが口いっぱいに広がります。
また、煮干しそのものの固さが絶妙です。煮干しを食べていると、時々食べにくい部位があったり、いつまでも口に残ったりということがありますが、全くそういうことはありません。噛めば適度に砕け、口の中に残っている感触もほとんどありませんでした。
煮干しの香りと食感がとてもいいので、最初から最後までおいしく食べられます。また、適度な塩気があるので無塩の煮干しとは違って、とても食べやすいです。
カネモの瀬戸内の銀麟煮干しのおいしい食べ方
商品にも掲載されていますが、基本的な食べ方は出汁に使う、おやつとしてそのまま食べる、酒の肴にもできるとあります。
直接煮干しを口にしてみて、これが一番おいしい食べ方と思ったものを紹介します。
何もせずにそのまま食べる
適度な塩味がついているので、そのまま食べてもおいしいです。煮干しの固さがポイントです。固すぎないから噛めないとか、噛み切れないほど柔らかい部分があることもなく。
きちんと噛んでいればそのまま砕けていくので、子供でもとても食べやすいです。
というか、今まで食べた中では、これだけ食べやすい煮干しがあったのかというくらい食べやすかったです。
稀にお腹のあたりが噛み千切れないとか、頭が苦いとかあるのですが、カネモの煮干しにはそういったことがありませんでした。
よく煮干しを子供のおやつにすると、DHAも取れカルシウムも補えるから便利という話がありますが、子供がおやつに煮干しを食べるのを嫌がることもありますよね。
ですが、カネモの煮干しなら、噛みやすく食べやすいので、おやつに出して嫌がることがありません。
むしろこの煮干しであれば、もっと食べたいという感じでどんどん減っていきます。
ちょっとだけ醤油を垂らしご飯のお供に
そのままで食べてもとても味わいが深く、噛めば口の中に魚のうま味が広がるカネモの煮干しですが、煮干しに醤油を垂らすと、あっという間にご飯のお供が1品出来上がります。
ご飯と食べるときは、乾いた煮干しが引っかかるのでご飯が食べにくくなりますが、煮干しに醤油を垂らすことでしっとりした食感を作ることができます。
もともとカネモの煮干しは程よくしっとりしているため食べにくさを感じにくいですが、醤油を垂らしておくと、ご飯との馴染みがとてもよくなります。
ただし、煮干しには食塩が含まれているので、醤油はかけすぎに注意してください。
その他にも協議会のサイトでは、煮干しを使ったレシピを紹介しています。
まつやま農林水産物ブランド化推進協議会 / 瀬戸内の銀鱗煮干しのレシピ
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