保育士試験での学習方法には、通信講座とかスクールもありますが、どうしてもそこまで費用かけられない!という場合、最低限これだけテキストを用意しておけば大丈夫というのを紹介します。
保育士試験用のテキスト
まず必要なのは、保育士試験に関する知識を網羅しているテキストです。
テキストは、どこの出版社からもだいたい上下巻で出ています。合計9科目あるので、二分冊にしているんですね。
恐らくこれが1冊にまとまっていたら、持ち運ぶのだけでつらいだろうというのが想像できます。
あと持ちにくい、重いというデメリットもあるので、使いやすさからしたら分かれているほうが助かりますよね。
試験対策用テキストは1冊だいたい2000円前後です。ほぼどの出版社でも同じくらいの値段で販売されています。
私はユーキャンのテキストを主に使用していました。ユーキャンはオールカラーなので他のテキストと比べると見やすいのがポイントです。
覚えにくい箇所も、色付きでパッと見て目に入りやすいので、カラーで掲載されていて助かりました。
保育士試験では法律に関する問題もたくさん出てきます。法律制度の変更があるので、テキストは最新版のものを購入するのがいいです。
私は勉強を始めた年に購入したのが2013年版だったのですが、翌年から受験したので、2014年版のテキストも後から購入しました。
また、最初の試験では全科目合格できずに再受験になりました。そのため不合格だった科目「子どもの食と栄養」のために、さらに2015年版のテキストも購入しています。
保育士試験の専用テキスト以外には、保育士試験のバイブルと言われている全国社会福祉協議会(全社協)のテキストがあります。試験に対応する科目が1巻ずつ対応しているので、9巻揃える必要があります。
全社協のテキストも1冊2000円くらいなので、9科目買うと18,000円ですね。全部揃えるとユーキャンのようなテキストよりも、かなり高いです。
全社協のテキストのメリットは、ここに書かれている内容から出題されているというところ。試験で確実に点数を取るのであれば、本を丸ごと覚えるくらいの勢いで勉強すると、合格できるとも言われています。また、保育士試験で不合格になったときに、科目補強のために買うという人もいます。
全社協の出版一覧は以下のサイトで確認できます。
私は、試験勉強中になかなか学習したことを覚えられなかったりしたので、念のために「教育原理」のテキストを全社協で購入しました。
また、実際には初回の試験で子どもの食と栄養のみ不合格だったため、後から補強用に全社協テキストを購入しました。
保育士試験過去問題集
こちらは、3年分を掲載(要確認)していますが、1冊2000円前後が多いです。解説もついているので、問題を解いた後、解説を読むことで学習の理解を向上させてくれます。
私が利用したのはコンデックスの問題集です。
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保育士試験一問一答集
暗記カードが本になったとでも言えばいいでしょうか。
左ページに問題、右ページに解答解説があり、サイズもコンパクト。
だいたい1500円くらいで購入できます。
持ち運びしやすいので、すき間時間や通勤の合間に利用できるのがメリットです。最近はスマホアプリも充実してきていてだいたい1000円~のアプリが多いようです。
スマホアプリはいろんな種類がありますが、科目別にも購入できるので、使い方に合わせて選択肢が多いのも魅力です。
その他
ここからはあくまでも個人的な感覚なので、何を揃えるかは受ける人が求めるもの次第です。
法律書
福祉関係の法律だけまとめた児童福祉六法や出題される内容を網羅したい場合は社会福祉六法などもあります。
法律関係の書籍はだいたい7000円くらいなのですが、ハンディ版として小六法というのがあり、その場合は1600円くらいです。
私は直接、書店で保育の小六法を見たのですが、手に取って買うか悩んで止めています。
理由は、どこまでその法律の情報が試験に出てくるかわからなかったから。
手元においておけば、いざという時に役に立つとは思ったのですが、法律全部を覚えることにあまり意味がないと思ったのも理由の一つです。
持っておくべき保育所保育指針解説書
保育士養成校の学生さんも持っています。
保育士(特に保育園を対象)になるのには必須の内容です。
保育士試験にも指針の原文から出題されることもあります。また、試験合格のためというより、保育士として知っておかねばならない内容が記載されています。
実際に指針に書かれている内容を軸にしながら、保育の計画が立てられています。
私はこれを読んだときに、保育士のバイブルだと思いました。それくらい保育所の生活に関すること、子どもに関する配慮など、子どもが成長するためになくてはならないことが盛り込まれていました。
保育所指針は厚生労働省のサイトからPDFでダウンローすることができます。データだけなら無料です。
タイトルが指針で終わっていて、本当に指針だけです。(しかも縦書き)
また、こちらはすぐにさっと目的のページを見たいとなるとスマホだとスクロールして見なければならないため、ちょっときついと思います。
そのため、誰でも理解やすいように説明を加えたのが、解説書です。
こちらは横書きです。また指針に対する詳細な解説が書かれているので、保育計画や子どもへの配慮などをイメージしながら理解するのに役に立ちます。
書籍版もあるので、さっと確認したいときに手元に1冊あると便利です。
保育士試験を独学でやるには最低限でいくらかかるの?
ざっくりとですが、まとめます。
テキスト | 問題集 | 一問一答 | 合計 |
1500円×2冊 | 2000円×1冊 | 1500円×1冊 | 7500円 |
1500円×2冊 | 2000円×1冊 | なし | 6000円 |
テキスト、過去問だけでも十分な人もいますので、最もミニマムであれば6000円程度。
一問一答集をつけても7500円ですね。
まとめ
最低限揃えるか、他にも足していくか、はたまたテキストを複数買ったりというのもあるので、お財布と相談しながら決めましょう。
また、テキストには自分との相性もあるので、必ず中身を見て確認してから購入することをオススメします。
私の場合、最初に見た目で決めたテキストがありながら、そのテキストには書いてなかったことが別のテキストに書いてあると買ってしまうという、よくわからないことをやるので、最初から2倍のお値段かけてました。
関連記事>>>独学で保育士試験に合格するにはいくらかかるの?(実技編)
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