子どもを出産してから体質が変わったわけではありませんが、手湿疹になってしまいました。
原因がわかれば改善できるので、私が取った方法についてまとめます。
手湿疹を引き起こした原因
ある日突然指が痒くなる
それは真夏のある日に急にやってきました。真夜中になぜか右手の小指にかゆみが。
なんとなく虫にでも刺されたのかと思いながらも、ポリポリと掻いてはがまんして朝を迎えました。
日中もなんとなくかゆいなという気もあったのですが、当時育児休業中だったのでそんなことを考える余裕もほとんどなく。
大したかゆみでもないだろうと気にせずに過ごしていましたが、また夜中にあのかゆみが。
何度となく繰り返される夜中のかゆみ。
そして多分5日くらい経ってようやく気が付いたのが右手の小指にぽつぽつと水泡のようなもの。
こういうのを見ると、何が原因かはわからないけれど、虫刺されなのかなと勝手に思って、数日間放置していました。
小指にぽつぽつできていた水泡。
夜中にかゆみで目が覚めて掻くのを繰り返していたらだんだんと広範囲に。
薬指あたりまでぽつぽつが広がっていました。
反対の手にも同じように広がり始めてしまい、さすがに我慢の限界に。
とうとう皮膚科へ
どう考えても虫刺されではなさそうで、このまま放置しても無理だろうと思い皮膚科へ行きました。
先生に、初見で「手湿疹だね。原因を絶たないと治らないよ」と言われたのです。
「水仕事をしているとなりやすいんだけど、何か思い当たることなかった?」と聞かれたのですが、すぐに思い出せず。
帰ってからあれこれ考えていた、一つだけ思い当たることが。
それが、離乳食の冷凍で使っていたプラスチックパックを「洗剤を原液のままつけて洗う」でした。
その日はステロイド入りの薬を処方してもらい、さっそく使うことにしました。
薬を塗れば治ることを願って。
薬を塗るか原因から断ち切るか、どちらを選ぶか
最初は出された薬を塗りました。かゆみが減って、つぶれた水泡も少し治ってきて改善の兆しが。
早く治るようにと、水仕事中は手袋を使用し、なるべく洗剤に触らないように注意しました。
それでもまだまだ完全ではなく、この薬がなくなったら、また病院へ行くということと、定期的に病院へ通うことの手間などを考えると、どうしても病院へは行きたくありませんでした。
市販薬がないかなと探したときに巡り合ったのが「メディクイック」です。
これなら病院へも行かず、近所のドラッグストアでも買えるしと思ったのですが、薬は薬。
多少改善されているけれど、完全に治るわけでもなく、夜中はやはりあのかゆみが襲ってきます。
洗剤が原因ということで調べてみたら、どうも合成界面活性剤がよくないのではという結論に。
「原因を絶たないと治らないよ」という先生の言葉が思い出されました。
だったら合成洗剤をやめないと治らないことになるのですが、ここで悩みが。
そもそも合成ではない石鹸類って本当に落ちるの?と。
心配ご無用!石鹸は汚れをきちんと落とす優れもの
今度は石鹸で本当に汚れを落とせるのかというのが気になりました。
世代的に石鹸より合成洗剤が落ちるとCMなどを見て育ってきた世代でしたので。(あくまでも子どものときの記憶)
さらには、洗剤系のCMはほとんど合成洗剤だったので、石けんよりも合成洗剤のほうが落ちると思ってしまうのも無理もないです。
今もよく見るCMは合成洗剤が多いですが。
石鹸を使っても汚れ落ちが問題ないのか、いろいろ調べたら、化学的な仕組みをうまく利用して汚れを落としていることがわかったので、とりあえず食器洗剤から合成洗剤をやめてみることに。
実際使ってみると、油汚れも問題なく落ち、手湿疹も少し改善されました。
手湿疹を完全に治すために家で使う全ての洗剤を石鹸由来に
食器洗剤を石鹸にしてみたものの、それでもまだ完全には治りませんでした。
原因は食器を洗う以外で触れている洗剤が合成だからです。
食器洗剤で石鹸の威力がよくわかっていたので、家じゅうのありとあらゆる洗剤を全部石鹸由来のものに変えていきました。
これがすごい効果を発揮。1カ月経過すると、手湿疹がなくなり元通りの手になっていました。
もちろん、単にすべての洗剤を石けんに変えただけではなく、手を保護するためにワセリンも塗ってケアをしていました。
関連記事>>>手湿疹をなるべく早く治すのに有効なアイテムはワセリン
まとめ
手湿疹は原因があってなるものなので、原因がなくなれば完全に治ります。
私の場合は合成洗剤というはっきりした原因だったので、合成断ちすることで完治しました。
もしも、洗剤が原因では?と思っている人がいたら、ぜひ試してみてください。
薬はあくまでも対処療法でしかないので、この機会にすっぱりと、手湿疹とさよならしてみませんか。
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