食事摂取基準で栄養素の中での年齢区分と男女の値の違いなどを問う問題が、最低でも2問程度試験では出題されています。
2問程度であれば、まだ落としても大丈夫かな?と思ってしまいますが、できれば点数を取れるほうが安心ですよね。
数値を暗記するのはつらい!となりますが、必要な箇所だけ抜いて特徴さえ覚えてしまえば、乗り越えられると思います。
以下は、私が実際に覚える際にまとめたものになります。覚えるべき箇所のみを厳選して抜いたので、暗記用メモとして使って試験に役立てられたらうれしいです。
こちらに掲載していないものもまだありますが、試験で問われるだろうなと想定できるものについて選んでいます。
表記について 単位:μgはマイクログラムを表します。
食事摂取基準での年齢区分
乳児については、「出生後6か月未満(0~5か月)」と「6か月以上1歳未満(6~11か月)」の2つに区分することとし、特に成長に合わせてより詳細な年齢区分設定が必要と考えられる場合には、「出生後6か月未満(0~5か月)」及び「6か月以上9か月未満(6~8か月)」、「9か月以上1歳未満(9~11か月)」の3つの区分とする。
3つの区分に分かれているのは、以下二つの栄養素。
1~17歳を小児、18歳以上を成人とする。高齢者を成人から分けて考える必要がある場合は、70歳以上を高齢者とするが、高齢者についてさらに詳細な年齢区分の設定が必要と考えられる場合があるか、検討することとなっています。
三大栄養素のまとめ
炭水化物の食事摂取基準
単位は%エネルギー
1歳以上から目標量が設定されている。
たんぱく質の食事摂取基準
1歳未満は目安量の設定で、男女同値。
1歳以降から推定平均必要量と推奨量が設定される。
男<女の項目はない。
男>女の項目のみ抜粋(ここにないものは同値)
8-9歳 推定平均必要量 35>30
12-14歳 推定平均必要量 50>45 推奨量 60>55
15-17歳 推定平均必要量 50>45 推奨量 65>55
18以上 推定平均必要量 50>40 推奨量 60>50
妊婦については妊婦の食事摂取基準付加量を参照
脂質の食事摂取基準
脂質の目標量は1歳以降。
1歳未満は目安量。
総脂質の 総エネルギーに占める割合
単位はエネルギー比率 %エネルギー
目標量は20-30
目安量は5か月までが50
11か月までは40
飽和脂肪酸の食事摂取基準
飽和脂肪酸の目標量は18歳未満までは値設定がない。
n-6系脂肪酸の食事摂取基準
各年齢別に目安量(g/日)が設定されている。
0-5か月 4
6-11か月 4
1-2歳 5
6-7歳 7
3-5歳
8-9歳
女 12-14歳と15-17歳
n-3系脂肪酸の食事摂取基準
各年齢別に目安量(g/日)が設定されている。
0-5か月 0.9
6-11か月 0.8
男>女
0.7<0.8
ビタミンのまとめ
ビタミンAの食事摂取基準
単位はμgRAE/日
全年齢で耐容上限量が設定されている。耐容上限量は男女同値。
目安量は11か月まで。
推定平均必要量と推奨量は1歳以降に設定されている。
6-7歳 推定平均必要量 300
8-9歳 推定平均必要量 350 推奨量 500
10-11歳 推奨量 600
それ以外の区分については、すべての区分で男女同値ではない。
妊婦については妊婦の食事摂取基準付加量を参照
ビタミンEの食事摂取基準
単位はmg/日
耐容上限量は1歳以降から設定されている。
全年齢において目安量が設定されている。
目安量は11歳まで男女同値。以降は男>女
ビタミンDの食事摂取基準
単位はμg/日
全年齢で耐容上限量が設定されている。男女同値。
目安量の設定も男女同値。
授乳婦は8.0で目安量が設定されている。
ビタミンKの食事摂取基準
単位はμg/日
目安量が設定されている。
男女同値。
食物繊維の食事摂取基準
単位はg/日
6歳以降から目標量が設定されている。
10-11歳 13以上
それ以外は男>女
まとめ
自分が覚えにくいなというものに関して抜粋したノートを一覧化してみました。
足りないものもあるかもしれませんが、数値を暗記するのに何か役立てるとうれしいです。
妊婦についても表としてまとめています>>>妊婦の食事摂取基準付加量
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