子供が生まれたらママ友作らなき!とかママ友いたほうがいいよねと思う人はたくさんいると思います。
でもなかなかママ友ができなくて・・・と言っている人もたくさんいると思います。
そこで調べてみると、だいたい「ママ友のメリット、デメリット」とか「気が付いたら自然にできる」とか、すごいのになると「ママ友を作るためのコミュニケーション方法」とか。
ネットで出てくる情報のほとんどが、今書いたようなものばかり。
こういうのを見ていると、「ママ友っていないと人間失格なんじゃないのかな」とか「ママ友がいないで一人でぽつんとしているっておかしいのかな」とか思ってしまいがちです。
でも、本当にそうでしょうか。
私自身、すでに子供が生まれてから10年以上経ちますが、はっきり言って「ママ友0」です。
少なくとも自分から「あの人はママ友」と思う人はいません。
反対に私に対してママ友だと思ってくれている人もいないでしょう。
今、もしママ友がいないって悩んでいる人がいたら、私みたいにずっとママ友がいない人もいるんだから気にしなくて大丈夫だと思ってほしいです。
この記事はママ友の作り方とかコミュニケーションの仕方とかではなく、「あ、本当にママ友いない人っているんだな」と安心してもらうのが目的です。
ママ友以前に友達がいない
私自身、生まれてからずっとほぼ友達がいません。(全くではないですが)
保育園時代から高校くらいまでは、仲良くなったと思っていたら、いつの間にか自然と輪から外されたり、他の友達同士で仲良くなって、自分だけ取り残されていたことがたくさんありました。
簡単に言うと、「はないちもんめ」をやったら、毎回指名で残っていたタイプです。
ごくごく気の合う友達はいましたが、同じクラスではないということもあったので、学校では時間以外はほぼぼっち。
自分の何が悪いんだろうかと考えたこともありました。でも思い当たることもないので、原因はわかりません。
大学時代はそこそこの人付き合いもしていましたし、人間的に成熟しつつある分、高校までとは違ってだいぶ楽にはなっていました。
それでも、サークル活動をするわけでもなく、人間関係が広いわけでもないので友達がたくさんというわけではありません。
高校時代までの友達関係がそのままママ友作りに通じていると感じる
大学時代ではそれなりに友達付き合いができました。
その中では今もやりとりをしているので、友達が全くいないわけではないのですが、ママ友の場合は別でした。
子供が生まれてから児童館や公園などに行ったりしていますが、もうグループができているんですよね、すでに。
そうなると、私の入る余地なしです。
友達ができなかった経験ばかりしているので、グループを見るともうどこに入ればいいのかすらわかりません。
おかげで、後から児童館や公園に行き始めたママのほうが友達ができているなんていう現象もたくさん経験しました。
これでも一人目のときは、ちょっと気合い入れていたつもりでした。
掲示板でご近所さんのママ友募集みたいなのがあって、それに参加したことも。
参加者全員で連絡先交換とかもやりました。
それでも、なかなか長く続かないんですよね。
気の合う人がいるかいないかにもよると思いますが。
何を話題にしたらいいのかわからない
お互いが、同学年の子供ないし近い年齢の子供がいるっていう共通項から、どうやって話を展開しているんだろうというのが、いつも私の悩みです。
お天気の話はできるんですよ、普通に。
アイスブレークですね。
でも、そこから進まない。
相手の話を引き出しつつ会話する、あるいは自分の話をするっていうのが難しいんです。
コミュニケーション能力ないんじゃないの?と思うくらいに。
だから、いつも児童館とかで遊んでいるママさん同士の会話を聞きたいと思って、子供を遊ばせつつ耳ダンボになっていたんですが、会話が聞き取れなくて、結局何の話をしているのかさっぱりわからず解決できませんでした。
子供が保育園なのでママ同士の交流がなくて楽だと思っていたらそうじゃなかった
仕事復帰したので、子供を保育園に預けていますが送迎は各自時間が違うので、付き合いなんてあまりないだろうと思っていましたが、結構ディープ。
何かの行事のタイミングでクラスで集まって子供も一緒に食事会兼飲み会。
大きくまとまるといえばそれくらいなのですが、ここで気の合う人同士で会話が弾んでるんですよね。
私も話はしないわけではないですが、話しかけられることがほとんどなかったです。
会話が好きなママさんがいろんな人に話しかけているんですが、あるときたまたま隣に座ったにも関わらず、大した話もないままその場を離れたことがあったので、「私って話しかけられないタイプなのかな」と落ち込むことも。
反対に自分で話しかけようと努力もするのですが、何を話したらいいのかすらもうわかっていません。
自分のことを話しても面白くないだろうし、子供の話くらいならできますが、それくらい。
逆に相手に何を質問していいのだろうという悩みも。
あまりプライベートなこと、例えば習い事とかお出かけとか、そういうことを興味だけで聞くのが失礼なんじゃないのかと思って。
でも、聞く人は聞くんですよね。習い事したいとかお出かけしたいというための情報収集ではなくて、純粋に興味があるから聞きたいっていう人。
私にはそれができません。
だから会話できないんだろうなと悩みましたが。
それからタイミングが悪いこともありました。
ある時にみんなで集まったとき、この時は少し話ができたのですが、そろそろ時間も終わりだろうというときに子供が「トイレ行きたい」というので連れて行ったら、他の子も来たので合わせて面倒を見て戻ったら、メールアドレスをみんなで交換していて。
この時ばかりは、タイミングの悪いことを呪いました。
個別に何か誘われることがない
集団での集まりは、基本クラスの親睦を深めるためなので誘われないことはないですが、個別となると何かの誘いが来ることはありません。
集団の中で浮き気味なわけですから、個別に仲良くなったわけではないから当たり前です。
わりと他のママさん達は、何人かでまとまって遊びに行ったり、お茶したりとしていたようですが、そういう小さい集まりに呼ばれたことはありませんでした。
小学校へ行っても状況は変わらない
小学校へ上がると、保育園とはまた違うお友達が増えますし、生徒の数も多くなるのでその分たくさんのママさんがいるわけですが、他のママさんも今までの人間関係があるわけで、新しく仲良くなるとかいうことはありませんでした。
同じクラスの子供の顔がわからない分、ママさんが誰かというのもわからないんですね。
子供が家で友達のことを話していればわかるんですが。
お家で友達の話をしてくれるお子さんのママさんから、「〇〇さんですね。いつも遊んでいるってお話聞いてます」って言ってくださるんですが、私からしたら「??」になってしまい、そういうお友達がいたんだということを初めてここで知ったりもしています。
一応挨拶はしていますが、それ以上でもそれ以下の関係にもなりませんでした。
子供はスポーツチームにも入っていますが、そこでも他のママさんと仲良しというのはほぼないです。
お付き合いというのはあるのかもしれませんけれど、試合中にママさん同士で話をしているのを見ていると、やっぱり話が弾まないし、会話も続かないし。
試合中にずっとお話しているママさん同士を見ていても、何で会話できるんだろうといつも疑問です。
ママ友は自然にできるは嘘
「育児なし日記」というひよこクラブに掲載されていた漫画がありました。
作者自身ママ友ができるか悩んでいたけれど、子供が保育園を卒園するころには一緒に旅行に行ったりして家族ぐるみの付き合いができるようになったと描いていました。
でも、幻想でした。
自然とできるよっていうのは、ママ友ができた人が言えることでしかなく、誰かを励ませるための言葉ではないです。
自然にっていうけど、全くいないんですママ友。
それでもママ友は必要か
ママ友がいると大人の会話相手がいたり、育児の愚痴をして共感できることがあるからストレス発散になりますよね。反対に人によっては噂好きの人とか、ちょっと癖のある人がいたりして人間関係に悩むこともあると言われています。
メリット、デメリット双方あるんですが、そもそもママ友って何のために必要なんでしょうか。
メリットとデメリットと言い始めた時点で、友達でもなんでもないのかもと思っています。
ママ友作らなきゃで追い詰めないで
友達がいないと寂しいとか、ぼっちは寂しいとか、「おひとりさま」といったように一人でいることを周囲が認めない傾向って多いですよね。
1年生になったらの歌でも「友達100人できるかな」とありますが、あの歌は本当に友達が少ないとかいない人間には、ダメ人間の烙印を押されたかのように聞こえてしまいます。
一時期努力して作ろうとしましたが、気の合う合わないもあるので難しかったです。
自然にできるよの言葉を信じて、なるべく焦らないようにしていましたが、話しかけられることがほとんどなければ、話をしても会話が弾んだり次につながることがないので、自分はそういうタイプなんだろうと半ばあきらめています。
まとめ
私にはママ友いないぞ!っていうことを書きましたが、いませんと断言しておきます。
だからといって人を避けているわけではなく、知っているママさんには挨拶はしますし、必要な話はします。
単に雑談から広がるような何かがないだけで。
私自身、ずっとママ友できないと悩んでいますが、さすがに10年以上経過するとこれ以上気に病むことがもったいないのかもと思っています。
この記事を通して伝えたいのは、ママ友に関して悩んだり努力もしたけれど、できないものはできないし、これからもそれは続くかもしれないという人間がここに確実に一人いるっていうことです。
今、ママ友できないよっていう人、がんばって努力しているけれど、結果が出ないよという人、ぼっちだと寂しいと思われてしまうのではという人。
安心してください。
長年ママ友できない人間が、ここにいます。
だから、自分のことを責めないでくださいね。
いつかできたらラッキーだし、そうでなくても同じ悩みを抱えたまま解決してない私がいますから。
ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
コメント