最近はICT化が話題になり、保育園の連絡帳もスマホで入力し、園からの記録もスマホで確認できるようになっているところも出てきました。
でも、紙の連絡帳にもいいところがたくさんあります。
実際に連絡帳を書き続けましたが、よかったなと思ったことについてまとめます。
保育園の連絡帳は毎日書くのが面倒
保育園の連絡帳ですが、だいたいどこの園でも、前日夜食べたもの、当日の朝食べたもの、朝の体温、睡眠時間、排便回数、その他連絡欄のところが多いと思います。
毎日食べた食事のことや、毎朝計る検温など、仕事に行く前にあれこれ書くのは大変なんですよね。
私も最初のころは、ちょっと面倒だなと思っていました。
保育園の連絡帳はその日の生活の記録
保護者の書く欄と同じ大きさで園からの連絡欄があり、食事、午睡時間、排便回数、園からの連絡事項で、何時までお昼寝できたのかなとか、先生からのコメントで今日何をして遊んだのかなと読むことで、子供の一日の様子がうかがえます。
細かく見ていくと、食事も主食、おかず等でどれくらい食べたのかが記入されるので、献立と照らし合わせて、今日はこれくらい食べたとか、このおかずは苦手なのかなと想像することもできます。
献立によっては、子供の好きなメニューを家で再現したら、子供も喜んで食べてくれたりします。そうすると、園での生活を通して、子供にとってうれしいことを家でも楽しめたりします。
連絡帳の自由欄は、先生との交換日記
人によっては、自由に記入できる欄(子供の様子・連絡事項みたいな表現が多いです)は、「元気です」とか「変わりありません」と一文で終わらせている人もいれば、ぎっしりとその日の様子も書く人がいて様々です。
もちろん、大変であれば一文で済ませる方法でもいいとは思いますが、せっかくあれだけの欄があるのに空間が多いのは勿体ないです。
反対に園からの記入は、その日何をして過ごしたのか、子供の反応や様子はどうだったかなど細かく記入されているので、子供の姿も想像しやすいです。
こちらの連絡欄を一文だけで済ませるよりは、子供の日常の姿、何をして遊んで喜んでいたのか、どういうことを楽しんでいたのか、あるいは嫌がっていたことや泣いたことが何かというのを書いておくと、保育園でも家庭の様子を知ることができます。
その結果、先生も対応しやすくなったり見通しを立てやすかったりするので、園での生活をスムーズにする効果もあります。
1年間保育園の連絡帳を書くことで、育児記録として残せる
保育園の連絡帳の大きなポイントは、家での生活の様子と保育園での生活を育児記録として残せる点にあると思っています。
ある日はこんなことがあった。またある日は園でこんな風に過ごしていた。
楽しかったことも、泣いたことも、困ったことも全部連絡帳の中に。
それは毎日積み重ねられていくので、後から見れば些細なことだったり、忘れてしまいそうな日常だったことも、全部残るのです。
子供がどれだけ大きくなっても、後から見直すことで忘れがちだった思い出も思い出すことのできる、すてきなアイテムだと思います。
幼児組になると、連絡帳を詳細に書く園も多くないと思います。
我が家は、年少になると連絡帳はなくなり、朝は口頭で伝え、お迎えのときは園から1日の生活の様子をボードに掲示しているだけになりました。
時々気になる点や、ケガがあった場合などだけ先生から連絡がありますが、これも口頭で。
そのため、2歳児までの期間限定ではありますが、毎日のことをだんだんと思い出せなくなるよりは、たった5分ではあるけれど、連絡帳を書くことを楽しむようにしたいですよね。
1年分の連絡帳を園でまとめてくれたものです。子供の写真が表紙に。本来はこの表紙は厚紙なんですが、まとめたときに園で飾り付けたものです。
連絡帳の中に挟まれたクラスの写真です。
同じクラスにいたお友達が、一目でわかるようになっています。
自分の子供の写真です。写真を見ると、いつ頃だったのかが検討つくので、園生活も含めて、当時の子供の様子を思い出すことができます。
連絡帳は通常の場合、写真などは入っていません。1年間の最後の日に先生達がこの形に仕上げてくださったものです。
もちろん事前の準備はあると思いますが、最終日にはこの形状になって返却されるので、先生の作業も大変だと思います。
年度によって担任の先生の個性も出るので、季節ごとに子供の様子をとらえた写真を差し込んでいるものもありました。
子供が巣立つときには連絡帳をプレゼントに
毎日、こんなことがあったよというのは、小さいときの記憶がない人のことが多いです。
またその年の連絡帳を読み返すと、一緒にいた自分でさえ、「こんなことしたかな?」と大人なのに思い出せなかったりします。
楽しく過ごしていたこと、どんな風に成長していったのかなど、いずれ子供が大きくなり巣立っていくときにはプレゼントしたいと思っています。
連絡帳を書くのはほんの短い期間、歯磨きをするくらいの時間しか使いませんが、後々とても大きな財産になりますよね。
連絡帳は面倒ですか?
後からも楽しめる記録として、今面倒だなと思っている人は、ぜひとも楽しみながら書いてほしいと思います。
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