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保育士でも年度途中で退職できるので、辞めたい人はあきらめないで

保育
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私は国家試験挑戦中に保育園に転職したのですが、どうにも耐えられないストレスで思い切って年度の途中で退職しました。

私も最初は年度途中で退職するのはよくないと思っていました。

ずっとやめようかどうしようか悩み続けていました。結局、精神的に非常によくない状態になってしまい、辞めることにしました。

保育士だけど辞めたい、年度末まで我慢しなきゃと耐えるより、本当に無理だったら思い切ることもできるので、私がどういう流れで辞めたかをまとめます。

年度末でないと辞められないと思っている人、もう少しがんばらないとと思っている人、もしも本当に辞めたいのであれば、この記事が参考になればと思います。

保育補助で転職してからのこと

私は国家試験を受験して、筆記残り1科目を残していたのですが、年齢のことも考えて、無資格で保育業界に飛び込みました。

そのため、仕事の内容は保育補助。
主に、保育士さんのフォローです。

転職して3カ月くらいは、とにかく慣れるので精いっぱいでした。
ストレスで食欲がなくなったときもありました。

でも、転職して間もないのと、慣れるまではどうしても仕方ないことだと思うようにしました。

ひたすら仕事を覚え、毎日の活動の流れを見て動けるように努力していました。

 

この時点では保育補助であることと、不慣れな環境であることからも、まだこれからがんばろうと思っていた時期でした。

転職後のギャップで感じたこと

保育園は女性ばかりの職場で、いじめがあるとか、持ち帰りが多いとかいろいろな噂がありますが、思っていたようなことは当時少なかったです。

よく聞く、いじめみたいなことはありませんでした。

キツイなと感じたのは、休憩時間に職員同士でその場にいない職員の愚痴を言っていること。

どこにでも多少の愚痴はあると思います。

ですが、職場で聞く愚痴に対して思ったのが、「愛がない」こと。

前職でも愚痴はよく聞きました。自分も愚痴は言っていました。

でも、その愚痴にも「愛があった」と思っています。

愚痴は言うけど、半ば「こいつ仕方ないなー」みたいな。

ですが、転職先での休憩中の職員の愚痴は「嫌悪感」。

その話を聞いていると、言われたら嫌われているんだろうと思えるような愚痴でした。

恐らく、その愚痴のような悪口のようなものは、言っている人にとってはストレス発散だったと思います。誰にでもそういうところがあると思います。

 

その当時、私にも時々、ストレスはありました。自分が感じる緊張感や指摘事項に対する不安など。
でも、愚痴を言える人はいません。
愚痴を言える雰囲気でもありませんでした。

それでもまだ耐えられる状況でした。

ストレスの最大の原因

保育補助で配置されたクラスにいた、ある職員さんがきっかけでした。(Aさんとしておきます)
私より2つくらい年下ですが、ベテランの先生です。
Aさんは立場は私と同じ非常勤でしたが、常勤の方と同じように仕事をしていました。

私がまだ1年目ということもあり、たびたびアドバイスをしてくれていたのですが、私にとっては、Aさんの言うことが一番きつかったのです。

何がきつかったかというと「言い方」です。
もともと言動の強い方というか、当たり方が強いんですよね。
多分本人はそこまで気にはしてないのかもしれませんが。
別に怒っているとかではないのですが、とにかく強かった。

悪いことをしてなかったとしても、ただの伝達だけであっても言われているこっちが緊張してしまうくらいに。

 

伝達事項としては、例えば翌週はAさんがリーダーで日の計画は公園なのか園庭なのか、遊びについてはどういうことを計画しているかなど。たったそれだけのことで、感情もなければ指摘もない話ですら、緊張して聞いている状態でした。

なんとか1年目は乗り越えた

それでもまだ補助だということもあったのと、配属されていたクラスに後から加配のために新しく補助の人が来て、これまた1年目でしかも若かったので、その人が来てからは、私自身何かにつけてあまり言われることもなくなりました。

私もできるだけ慣れるようにしたので、少しは耐性がついていたように思います。

新しく来た人は、その後しばらくして他のクラスへ移動することになったのですが、自然な流れなのか、私もあまり言われなくなっていました。

保育士として配置された次の年

3月末に翌年の配置が発表されました。

無資格のときは補助でしたが、有資格になり、仕事が増えました。
日々の活動の計画を立てたり、子どもの記録をしたり。

なるべくなら同じクラスにはなりたくなかったAさんと、また同じクラスになることになりました。

 

でも、そこで気にしていても仕方ないと思いました。何かを言われたとしても、自分のために言ってくれているであろうというのと、聞こえ方の問題なので気にしないつもりでいました。

 

Aさんとクラスは同じでしたが、グループが別だったので、多少は何とかなるかなとも思っていました。

でも、すでに退職するまでの道筋が決まっていたのかもしれません。

常に言われないかが気になる

多分、もう病気だったんだと思います。
1年目のときも、Aさんに言われるたびにびくびくしていました。

今日は何か言われないだろうか。
今日はお休みしているから、言われなくて済む。
今日は一日言われなかったから、よかった。

毎日こんなことばかりを思っていました。

1年目のときにそういう状態だったので、2年目になると加速します。

加速した理由は、保育士になったからです。

やることが以前より増えました。

リーダーやサブをやるときは、子どもの活動メインで入るため、
怪我のないように、子どもたちが成長できるような活動をしなければなりません。

ですが、ちょっとでも子どもがまとまってなかったり、流れがスムーズでなかったりすると、その時に指摘されます。

さらに、私がだんだん混乱していったのは、同じような状況であっても、注意される中身が違うことです。

前はAと言われたから、Aでやっていたのに、なぜか今回はAではなくてBと言われる。

そんなことが何度もありました。

そこからだんだんと私は何をしていいのかわからなくなり、常に何か言われないかさらに気にするようになりました。

もう一つの原因

配置されたクラスに非常勤の別のベテランの方がいたのですが、この方もきつい人でした。(Bさんとしておきます)

私がちょっと困っていて、どうしたらいいかを尋ねたら、「もう新人じゃないんだから、このくらいやってよね!」と言われました。

 

確かに1年もやっていたら新人ではないかもしれないのですが、クラスが違うと活動が少し異なったり、年齢によっても動きが違ったりします。

私はそういう点では、このクラスでは新人だなと思っていました。

もちろん、気持ちとしては理解できます。去年1年通してやっているのだから、新人の感覚を抜けないといけないことは。

ですが、わからないことがあったときに、わからないまま動いて全体が困るよりは、誰かに聞いて解決したほうがいいと思っていたからです。

 

また、逆に勝手に解釈して動いてしまうと、「そうじゃなかったのに」と言われることが多々あったことを振り返ると、聞かないで動くよりも聞いて動いたほうがいいと思っています。

 

それとBさんは、「愛のない」愚痴を言う方でした。

 

そういう人に仕事中に感情をぶつけられたので、きっと休憩室でも私のことを何か言っているんだろうなと想像できました。

 

そして私はだんだん萎縮していき、日々の保育で悩んでも、これでいいのかわからないとさらに混乱していきました。

混乱しているのに保育する日々

保育補助として動いているときは、まだいいほうでした。
リーダーをするときが、いちばんつらく常に緊張していました。活動中のちょっとしたことでもできてないとAさんないしBさんから言われてしまうので、気を付けているのに言われるということが多かったです。

 

それから納得いかなかったのは、別の先生が同じことをしていても、そこはスルーされていたことです。

多分、どんな仕事でもあるあるかもしれません。ある程度年数を経た人がちょっと違った方法でやっていても、誰も何も言わないといいうパターンです。

反対に言われていた自分は、意識していてできていないことだったりもするので、わかっているのに言われたとしか思ってません。

「あ、やらなきゃ。でも今やると子どもの流れに支障が出るな」みたいなところです。
でも、それを実現するとしたら、私一人ではできません。「サブの先生がサポートしてくれれば流れる」ようなレベルです。

「サブの先生にお願いしにくいから、なんとか自分でやれるようにしよう。」

そんなふうに考えて動くと、結局思ったようにはできませんでした。
自分ひとりでなんとかできる状態ではないからです。

毎日あれもできてない、これもできてないと自分で悶々としていましたが、解決するどころかどんどん自分を責めるようになります。

考えすぎて出勤途中で接触事故

配置が決まって新年度になってから、毎日憂鬱な気持ちでした。
仕事をできるようになろうと努力もしていましたが、日に日につらさが増していきます。

そのとき、私は職場まで自転車で通勤していました。

信号のない交差点では、いつも注意しながら走っていたはずが、前日に言われたことが気になってしまい、不注意で横から出てきた車とぶつかりました。

気が付いたときには車が見え、まずいなと思った瞬間ブレーキをかけましたが、ぶつかるのは予想でき、このまま怪我したらイヤだなと思いました。

幸いかすっただけですみ、怪我もなく、カゴが少し削れただけでした。

毎日交差点では、注意していたはずでした。

その日は雨でカッパを着ていたので視界もよくなかったのですが、
それまでは同じように不注意なこともなく、事故になるようなこともありませんでした。

あまりにも気にしすぎていたために、他のことを意識できなかったからこそ起きたことでした。

どうにかしたいなと思いながらも、ますます深みにはまり、だんだんと夜眠れなくなっていきました。

溜息しか出ない毎日と睡眠不足

車と接触したあたりか、それより前かはもうよく覚えていません。
とにかく毎日眠れなくなりました。寝ても1時間おきに目が覚めて、夢を見た記憶がありませんでした。

出勤前には、気持ちを落ち着けたくて、自分の子を抱っこしていました。

仕事が終われば気分的に開放されていたはずですが、仕事が終わって家に帰ってきても「また明日もある」と考えてしまい、気持ちが晴れることはありませんでした。

国試組同期の年度途中の退職

ちょうど一緒に入った同期がいました。彼女は年も同じで国家試験組でした。

クラスが違うので、あまり関わりはなかったのですが、更衣室で会うと話をしたりして、気分が晴れることも。

でも、家庭の事情で辞めなくてはならず、年度途中で退職しました。

この時、私も理由を別につけて辞めたいと思うほどでした。ですが、彼女は家庭の事情が優先だったことと、加配でついていたので、まだ辞めやすいのかなと思いました。

あの時、年度途中でも辞められた彼女がうらやましかったです。ただし、彼女の場合は、本音は辞めたくなかったと言っていました。できるなら続けたいが、家庭の事情を優先するために辞めるのだと。

それを聞いて二重に彼女がうらやましかったです。まだ続けようとしたい気持ちがあるのにも関わらず、辞めることができたから。

年度途中で辞めたいけど辞められないジレンマ

むしろ年度末でないと辞められないというのは、ある意味、保育士という仕事の呪縛なのかもしれません。
担任として1年間つくことになるので、責任を持って最後まで見ないといけないと。

辞めたいけど辞めたら迷惑がかかる。
そう思っていました。
保育士の転職情報を見ても、だいたい年度が終わってから辞めるのが当たり前のようになっているんですね。

転職サイトで保育士の退職に関しては、こんなことがよく書かれています。

不満があっても年度末までやらないのは無責任
年度途中で退職すると転職に影響が出る
理由が例え病気であっても、次の転職では敬遠されがち

本当は違うんですけどね。
法律上は辞めることに関しては、年度末なんていう理由はありません。

でも、転職サイトに書かれているようなことを読んでしまうと、どうしても思い切ることができませんでした。やはり1年なんとか耐えて、そこで辞めようと思っていました。

仕事中はつらいけど我慢する日々でした。

夏休みのシフトと頼っていた先生のいきなりの休業

8月は子どもの出席が減るので、その分職員も持ち回りで休みを取ります。長く勤めている職員の場合有給もあるので、それも合わせて休みを取っています。

リーダーを担当している人が休んでしまう場合には、自分がリーダーを務めることもあります。

すでにこの時は混乱しながら保育していたので、リーダーをすることは恐怖でしかありませんでした。

そして、ある日突然私の最後の支えがなくなります。

同じグループを担当していた先生が、切迫早産で入院してしまいました。去年も同じクラスで、親しいわけではありませんでしたが、所々で気を使っていただき、いろんなところで助けられていました。

あちらはむしろできない私をフォローしているので迷惑だったかもしれませんが、そういうことを言うこともありませんでした。

また、私がよくわからないことがあったときに質問をすると、快く答えてくれました。そういうところもあって、とても頼りにしていました。

グループは3人で担当していました。もう一人の先生もベテランで必要なときにはフォローしてくださっていたのですが、結構自由な方だったので私が動きについていけず悩んでいたことが多かったです。

そんな状況だったので、私が密かに頼りにしていた先生がお休みになってしまったために、二人でリーダーを交代することと、もう1つのグループからも援助をしてもらいながら保育をすることになります。

でも、すでに眠れない毎日を過ごしていて、出勤前には子どもを抱っこして気持ちを落ち着け、帰ってからも気持ちが休まることがなかったため、不安が余計募りました。

心が折れる出来事

夏休み中にリーダーをしなければならない日が増えたこと、頼りにしていた先生がいなくなったことで、退職に踏み切るまでのカウントダウンが近づいてきます。

ある日、もう一人の先生が午睡中所用で部屋にいられず、私がリーダーだったこともあり、一人ひとりの活動を日誌にまとめていました。

すでにこのとき、何をどう見たらいいのかまで気が回っていないので、子どもの状態をくまなく見ていることができません。
そのため視点が偏り、子どもの活動内容に関することをトイレとか食事とか子どもの視点ではなく、自分が見やすいところばかりになっていました。

たまたまそれをフリーで入っていたベテランの先生が見たのですが、部屋のリーダーに「内容に偏りがあるみたいだけど」云々というのが聞こえました。

ただでさえ、萎縮して誰かに何か言われないようになんとかしている状況です。普段入らない先生からも直接ではないものの、指摘事項として足りてないことがはっきりしてしまいます。必死にやっていても、どうにもできなくなっていました。

専門性で考えたら、わかっていたんです。
自分が見ているところが偏っているのも、視点が足りてないのも。
ただ、もう見る余裕がなかった。

とにかく誰にも言われないように、うまく流れを作って収めるだけで精一杯でした。

指摘は正しいと思います。

でも、それを誰も指導することもなく、ずっと放置され続けて、毎日精一杯でなんとかしていた側からすれば、簡単に打ちのめされます。

混乱している人間に、何もできてないことを指摘したところで混乱が解けるわけではありません。

私は混乱を解いてほしかった。
解いてもらえないなら、放っておいてほしかった。

萎縮していても、解決できるようになれば自然と萎縮はなくなります。
たとえできないことがあったとしても、フォローしてもらえれば、孤立せずにすみます。

どんどん深みにはまることで、保育中も思考できなくなっていきました。

心の限界

保育中はとにかく動くので精一杯になり、なにも思考できなくなり、子どもを見ることですら難しくなっていました。

ある日、お昼ご飯の時間に、すでに食べ終わった子がいたのですが、他の子も見たりしていて、もう対応する気力すら残っていませんでした。

そして別のテーブルから声がかかります。

去年から一緒だったAさんです。

わかっていました。自分が見れてないことも。
声をかけてくれたのは、子どもを優先すべきだからであることも。

その時、特にきつい言い方をしているとは思いませんでした。事実を言ってくれて、気が付かせてくれるつもりで言っているということも。

そして気が付きました。
「もう、私は保育できない」。

この時期は、もしかしたら自分が鬱なんじゃないかと思い、いろいろ調べました。
でも、鬱の症状とは違うような。
まだ仕事になんとかしながら行こうと足を向けていたので。

それでも仕事に行くのは苦しく、自転車を漕いでいる最中も溜息をついて、自分の呼吸を整えることしかできませんでした。

とうとう仕事に行けなくなる

月曜の朝でした。その日はもう一人の先生は公休でした。
すでに行きたくない気持ちでいっぱいでした。でも、私が行かなかったらグループを主体で見る人はいません。
迷惑をかけられないので、どうにか職場へ行きました。溜息をつきながら。

とにかくなんとかして職場へ着き、通用門を開けようとしたのですが開きませんでした。
多分何かに門が引っかかっていたのか、いつも通りに開きませんでした。ただ門が開かないだけだったのですが、パニックになりました。

これが通常の精神状態だったらそんなことにならなかったと思います。
すでに思考できない私は、ゲートが開かないと遅刻することで頭がいっぱいになっていました。あの時は本当にパニックになっていたと思います。

幸いにも窓から調理員の方が見えたので声を掛けたら、開けてもらえたので入ることができましたが。

たまたまゲートが引っかかって開かなかっただけなんですけど、私は建物からも拒否されたように感じていました。

たったこれだけのことです。
もう限界だと思い、私は次の日病院へ行く決意をします。

とにかく病院へ

Twitterでもつらいときは、結構「つらい」みたいなことをつぶやいていました。
同じ保育士仲間のフォロワーさんからも「無理しないでね」と言っていただいて、それだけでもだいぶ違ってはいました。

つらくても、解決しないこと。
ネットで鬱関連の情報を見ていると、とにかく改善しないときは辞めてもいいこと。

そういうことの積み重ねで、年度途中でも辞めていいのではと思うようになりました。

そこへもう無理だと思う出来事。(単に門が開かないだけで自分が拒否されたという被害妄想)
このまま続けていたら本当に取り戻せないのではと思ったので、藁をもすがる思いで、病院へ行こうと思いました。

病院もネットで調べてみたものの、都合よく開いてない、予約でいっぱい、近くないなど探すのが難しかったのですが、なんとか見つけて行ってきました。

病院では、今の自分の状態を話しました。
夜眠れないこと。
寝てもすぐに目が覚めてしまい、1時間おきに目が覚めてしまうのを繰り返していること。
夢を見た覚えがないこと。
仕事のことを考えるとため息しか出ないこと。

先生がいつ頃からの症状かを聞くので、3カ月は続いているということも伝えました。

そこからまず判断されたのが、「抑うつ状態」ということでした。
鬱ではないようでした。

初回の診察なので、たぶんそこまでの判断だったのかもしれません。
これがずっと続いて、悪化していったら鬱になっていた可能性もあるのではと思います。

まずは、精神を安定させる薬と眠れないのを対処するために睡眠薬が処方されました。

帰ってから精神安定剤を飲むと、しばらくして仕事のことを考えても溜息が出るほどのことにはなりませんでした。
寝る前に睡眠薬も飲みました。
すごい効き目で、10分くらいで寝てしまいました。
久しぶりにきちんと寝たと思います。

退職を伝えるまで

辞める決心はしていたのですが、なかなか切り出せず、翌日も体調不良で休みました。

電話をするときも落ち着かなかったのですが、薬のおかげで溜息が出ることもありませんでした。

でも、いつまでもこのままずるずるするわけにはいきません。

次の日に退職を伝える決心をして、職場に電話をかけ、ようやく意思を伝えることができました。
毎日保育をしているが、自分がもう限界で、子どもを今きちんと見れないし、子どもにとって迷惑になるから辞めますと。

 

状況を伝えて辞める意思も伝えたのですが、しばらく休みますかと聞かれました。

多分、そういうこともあるのかもしれません。
でも、同じ環境が続くのであれば私が治ることはないだろうし、休むと収入がなくなるので選択肢にはありませんでした。

実際に退職するまでの間

手続きするのは月末ということで、私が連絡したのは月初だったため、そのままお休みさせてもらいました。
その間、毎日精神安定剤を飲んでいたのですが、効果がすごかったです。

安定するというのは、楽しいとかうれしいとかそういう気持ちもなくすので、とにかくやる気がなくだるい状態でした。

 

子ども達は学校へ行き、一番下は保育園に預けていましたが、日中とにかく横になっているだけでした。
それでも家事はしますし、子ども達が帰ってきてからは自分が動かなくてはならず、無理やり動いている感じ。

 

月末に職場から連絡が来て、退職手続きを取るというので、職場へ行きましたが、行かなくていいなら行きたくなかったです。

迷惑をかけたうえに顔を出せるものではないので。

 

事務所では退職届の記入と、雇用関係の書類を記入しました。
こうしてようやく私は退職することができました。

退職した後で

もう萎縮しなくていい、孤立もしないと思うと、だんだん気分が上向いてきていたと思います。

抑うつ状態の場合、その状態が消えることで改善されるので。
気持ちが解放されることで、少しずつ自分の生活を取り戻せるようになりました。

 

ただし、精神安定剤の効き目が長いようで、まだまだ体が思うように動かせないということはありましたが。

まとめ

年度途中でなんとか退職できないかと、ずっと調べてたのですが、年度末でないと無責任という言葉に踊らされていたと思います。

自分を救えるのは自分だけ。
この言葉に背中を押してもらいました。

誰が何と言おうとも、自分でなんとかしない限り何も変わらないのだから。

4月からちょっとつらいなと思いつつ、日に日につらさが増していき、6月には完全に抑うつに陥っていました。
それを続けること3カ月。

 

萎縮と孤立。
この二つの破壊力はすさまじいです。

 

自分が病気になる前に、自分が倒れなくなる前に、解決できない場合には思い切って辞めていい
法律上は2週間前に申し出れば、労働者が辞めることが保障されているのだから。

 

誰の人生でもない、自分の人生を守れるのは自分だけです。

 

もしも、年度途中だから退職できないと思っている保育士さんがいたら、それは違いますよと言いたいです。

 

辞められないのは慣例です。

いざというときは、辞めても大丈夫です。法律上は辞めても問題ありません。

なるべくであれば年度末になんて考えなくていいです。

 

辞めるときに何か言われても、辞めた後に関わるわけでもないので気にしないでください。

 

自分のことを大事にしてください。

 

もしも、今、年度途中だから辞められないと思っている人がいたら、伝えたいです。

 

本当にもう限界なのであれば、辞めることは問題ないってことを。

 

 

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