かぎ針を始めてみたいなと思ったら、まずは何から始めたらいいでしょうか。
マフラー、ベスト、いろいろな作品がありますよね。
すてきな作品を見つけて「この作品編みたい!」となったのが動機でしょうか。
私も最初に思ったのは、「自分の子供に何か編みたい」のが動機でした。
ですが、最初からいきなり大物を編めるわけではありません。
そこで編み物初めての方に、失敗せずに道具を揃えて編み物が上達する方法を紹介します。
編み物道具や糸はまず練習用を揃えよう
いきなり作品を編もうと思っても、編み方ってどうやるの?になりますよね。ですから、まずは基本的な編み方から覚えるための練習をします。
編みたい作品があっても、すぐに編めるようになるわけではありません。どの作品も基本的な編み方の積み重ねです。基本的な編み方をマスターするために、練習用の道具と糸を用意して、ひたすら練習だけしていきます。
私は最初に子供用の帽子が編みたいなと思ったのですが、帽子を編むのも基本的な編み方がわからないので、まずは基本的な編み方を覚えるようにしました。
最初から道具や糸を選ぶと、編んでも解くのを繰り返す可能性があるので、100均で道具を揃えてしまいます。
揃えるといっても、
- 編み針(1本のみ。号数は5~7号のうちのどれか)
- アクリル毛糸(なるべく明るい色を1玉)
だけで十分です。
ここで100均の道具にしたのは、万が一、やっぱり編むのはやめようとなったときに出費する金額を押さえるためです。基本的な編み方をマスターできれば、大物作品を編むために、本格的な道具を揃えたらいいと思います。
用意する糸の色ですが、暗い色は避けたほうが無難です。なぜかというと、糸の色が暗いと、針をどの部分に通したらいいのかが見づらいので、編みづらくなるからです。
かぎ針のサイズを5~7号にしていますが、4号以下は細め、8号以上は太めになるため、作りやすい一般的なサイズとして5~7号をおすすめします。
私が編み物を始めた当時は、100均にかぎ針を売っていなかったので手芸店でお試し用に竹製のかぎ針を購入しました。
このとき購入したかぎ針は6号でした。ちょうど中間を取った感じです。並太糸を編むのに適したサイズです。
かぎ針の編み方は本、サイト、Youtubeをうまく組み合わせる
かぎ針の編み方で、何を参考にするかについてです。
以前は、本を参考にすることも多かったと思いますが、ネットでも情報が充実しているので、自分がわかりやすいと思ったものを使ってください。
ネットだけでも十分に見ることができるのですが、かぎ針の基礎的な内容が書いてある本は、手元に1冊置いてあると安心です。
かぎ針の編み方のすべてが1冊にまとまっているので、すぐに調べられるというのが本のいいところ。
私も、ちょっとわからない、困った!というときにはまずは本を見ています。
サイトで編み方をチェックしたい場合には、ヴォーグ社のサイトが便利です。
一通りの編み方が掲載されているのですが、合わせて動画のリンクも貼ってあります。
「図解だけでわからない」と編み方に迷ったときは、動画もあわせてみると、どうやって編んでいるのかを理解しやすいですよね。
私は本で読んでもわからないときは、サイトを見たり、動画を見ることもありました。編めるようになるために、いろんな方法を駆使して勉強したほうが上達は速かったです。
100均で購入した編み針とアクリル毛糸で練習する。作ったものが作品になったらラッキー
道具を揃えて、編み方の参考情報がそろったら、まずは基本的な編み方から練習します。
だいたいここで編むのが、細編みから。
私も鎖編みで土台を作って、最初は細編みの練習から始めました。
だいたい10目くらい作り目をし細編みを編んで、次の段へを繰り返します。
どれくらい練習したらいいのかということですが、10段くらいまで重ねて、目が変に増えたり減ったりしていなければ最初の段階は合格です。
私も1段目を編み始めて、2段目に移動するときにはこの立ち上がりでいいの?とか細編みの入れ方ってこれでいいの?と悩みました。
たった2段くらいまでなのに。すでに編み方がわからなくなってしまって。そうなると、最初からやり直しで、結局編んでは解くを繰り返していました。
多分、細編みがマスターできた!と思うまでに3日くらいかかっていたと思います。
3日といっても、1日中やっているわけではないので、1日1時間×3日くらいのペースです。
とにかくきちんと編めた!と思えるくらいまでは練習していました。
細編みができるようになったら、今度は中長編み、長編みへ練習を進めていきます。
細編みが編めるようになっていると、針の動かし方の基本はどれも同じなので、後は編みいれの段階で針に糸をどの程度巻き付けて引き抜くかの違いです。
細編みがマスターできれば、他の編み方はあまり苦労せずに編めるようになります。ただし、何回針に糸を巻くかに慣れるのがポイントです。
この段階ではとにかく編む練習だけなのですが、編み方がマスターできたなと思ったら、そのまま作品にしてしまいます。
細編みだけで四角いアクリルたわしができてしまいますので、練習の勢いで完成させると、まずは一つ何か形にできたという達成感がでます。また、これで使えるアイテムが一つ増やせたというのもうれしいんですよね。
練習の延長で、小さいけれど一つの作品が出来上がるので、これをきっかけに大物を編む自信にもつながると思います。
まずは小さなアクリルたわしを出発点に自信をつければ、後は上達するだけです。
そういえば、かぎ針と糸だけ用意しましょうと書いていて、とじ針のことは全く触れていませんでした。
とじ針、実際に作品を編むときにな糸始末するのにないと困るのですが、ただの練習であれば、まだ用意しなくて問題ないです。
アクリルたわし作るのにもとじ針は必要か?になるのですが、切った糸の始末は、かぎ針で脇に絡めてあげればいいので、とじ針は必要ないです。
基本の編み方をマスターできれば、自分の編みたい作品も自由自在になります。
私も最初は、よくわからないまま細編みの練習をし、その後、中長編み、長編みも練習しましたが、とにかく基礎練習だけしたおかげで、いろんな作品を編めるようになりました。
まずは編むだけの練習をして、編み方の感触をつかんでみてください。
ある程度慣れてきたら、次は編みたい小物を探してみるといいですよ。
私も編み方に慣れた後に、帽子などの小物から製作しました。
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