仮面ライダージオウで、常盤ソウゴと深い関係のある加古川飛流。
ジオウ出演者の中では、第43話まで計7回も登場し、ゲスト出演者としては回数が多いのですが、そのキャラクターゆえにあまり人気があるとは言えません。
ですが、見れば見るほど気になってしまい、むしろ何気にすごいのではと思っているので、良さについてまとめます。
キャラクターとしては全く共感できない役柄の加古川飛流
Twitter上での感想やネットの感想を見ていると、あまりいい評価はありません。
そりゃそうですよね。
元々加古川飛流がアナザージオウになったのは、ただの逆恨みもとい八つ当たりなんですから。
ソウゴと飛流は同じバスツアーに同上し、スウォルツに狙われていたところをツクヨミがソウゴを助けるために銃を放ち、それがもとでバスが事故にあいます。
結果的に二人とも両親をなくしますが、ソウゴが原因と思っている飛流はずっとソウゴを恨み続け、最終的にはアナザージオウに。
アナザージオウとして倒れてもなお過去に未練がある飛流は、いつまでも反省しないキャラという印象がありました。
ここまでが第25話~28話まで。
そして第41話~43話に再び登場します。
この時は時間を書き換えられた世界で再びアナザージオウとしての出演。
前のときにあれほどやられていたのに、「まだ懲りてないの?」という印象でした。
そして、ソウゴとは反対に「最低最悪の魔王になる」というセリフまで言っています。
ここまで来ると、ソウゴのダークサイドみたい。
むしろ対峙する関係だからこそ、「最低最悪の魔王になる」と言い放てるんでしょうね。
そして43話の終盤のシーンでは、スウォルツから用なしと言われ、立ち上がる気力もないまま終わります。
ここまでくると、流石に加古川飛流が可哀想すぎる…#nitiasa#仮面ライダージオウ pic.twitter.com/lIMl91y51t
— りさ丸 (@___risasa) July 14, 2019
この時の、情けない顔と言ったら。
加古川飛流のやつ、マジで王様じゃん? pic.twitter.com/Fi3tOmHXFM
— ⚾️Bsひさぷ!@next→7/23.24ほっと神戸 (@BW_hisapu29) July 14, 2019
もともとアナザージオウになるタイミングで登場したときも、あまりキリっとした感じは全くなく、むしろソウゴ以上に本当に王になるのか?という印象でした。
41話でウォズ、オーラと並んで登場したときには、もしかして道化役でも買って出たのかというくらい、陳腐な印象すらあります。
一応王としての体面を保つような黒い服に金色の胸の飾りといった出で立ちで現れますが、魔王というよりも無理やり着せられた感も否めず。
本当に王様になれるのか?という不安さえ見えるような見た目です。
そしてその陳腐な違和感は、彼が王として振舞えば振舞うほどに滑稽さを増していくように思いました。
常盤ソウゴに似ているからこそ生まれる対峙役としてのかっこよさ
先ほどまで、散々「加古川飛流ダサい」みたいに書いていましたが、実際にはそうではないと思っています。
むしろ、あれほどイヤ味があり、主人公とは正反対な同年齢の役柄を演じきっているのはすばらしいです。
Twitter上でも加古川飛流の役に関しては、いい評価がありません。
駄目じゃん加古川飛流、恩知らず八つ当たり思考停止クソ野郎から恩知らず逆恨みクソ野郎になっただけじゃん…何1つ成長してない…
— 結城香菜実 (@HNmity) 2019年6月30日
確かに役としては、ここまで性根が腐っている人もある意味すごいなと思います。
また、加古川飛流の演技も、ソウゴを逆恨みしているわりにはイマイチ力が入っていない感じもあるため、なんとなく中途半端に魔王になろうとしている印象すらあります。
今週のジオウでの、ソウゴ君と加古川飛流が向かい合い互いに「ジオウⅡ」に変身して対決するシーン。
最高に、好き。
良い悪いとかじゃあなくただただ自分が大好きなシチュエーション。似て非なる者同士の対決が大好き❗️
RAKURAKU. pic.twitter.com/TmSc5PPCx0
— 楽々。 (@rakuraku8080) 2019年7月7日
加古川飛流と常盤ソウゴが並ぶと、この二人すごく似てるなって思います。
ソウゴと飛流の顔立ちが似ているので、対峙する人間としてうまく充ててきたなというのがあります。
またあの強さを感じない演技で情けない雰囲気を最後まで貫いていっているので、むしろずっと情けないやつとしての印象を保つために、やや弱い雰囲気を保っていたのではないかという見方もできるんですよね。
加古川飛流の役としては共感できないところは多々あるのですが、その共感できない部分を最大限に引き出してきた演技に惚れました。
加古川飛流を演じた俳優 佐久間悠
加古川飛流を演じた俳優は、佐久間悠くんです。
生年月日:1998年12月16日
身長:177 cm
職業:俳優
活動期間 2014年-
所属事務所:ヒラタオフィス
ジオウ出演時点で21歳。
東映がすごいのか佐久間くんがすごいのかわかりませんが、こんな若者をよくここまで情けなく仕上げてきたなと感心しかありません。
そんな佐久間くんですが、ジオウ以外の出演作品を見ると、加古川飛流の情けなさはありません。
佐久間くんビジュアルが予想以上でかっこいい。
✨?放送前にキャラクターを復習?✨
【河野麻希】#松本妃代
蓮の会社の後輩。“理想の結婚相手”の蓮に猛アプローチをかける。【鳴海 悠】#佐久間悠
陽の会社の後輩。甘いマスクと絶妙な気配りで陽に急接近するが……。#僕まだ #7月15日FOD配信開始#7月15日フジテレビ地上波放送 pic.twitter.com/HB1TBf5sql— 【公式】僕はまだ君を愛さないことができる (@boku_mada) July 11, 2019
公式サイトのプロフィールは最もきれいに撮影されたものだと思いますが、こちらのお顔のほうがもったいないくらいきれいです。
まとめ
一言で言うと、奥田くんと似たような顔の俳優を対峙させ、悪役として見た目だけで立てたのかと思いきや、よく見るとものすごく情けない感じのどん底な役を見させられた気がします。
それを演じきった佐久間くんが、今後俳優として活躍するのではという期待感がすごいんですよね。
それにしても東映は毎回、いい感じの俳優さんを小汚く仕上げたり、平凡そうに見せてくれたりするので、そういうところで騙されますね。
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