個人的な諸事情からFirefoxの自動更新がなされ、結果今まで使っていたアドオンが使えなくなりました。
そのため、Firefoxを旧バージョンに戻すべく試行錯誤したのですが、ようやくなんとか自動更新を止めることができたので、備忘録としてまとめます。
Firefoxの自動更新を止めるための基本設定
Firefoxが自動的に更新されると最新バージョンにアップグレードされます。
そのまま使用していて問題ない場合は、特に設定は必要ありませんが、どうしても古いバージョンのまま利用したい場合にはFirefoxの自動更新を止めておきます。
Firefoxの設定からオプションの画面を表示させると、Firefoxの更新動作の設定画面が出てきます。
こちらの画面では、更新に関して2つの設定が行えるようになっていますが、
1.更新を自動的にインストールする
2.更新の確認は行うが、インストールするかを選択する
3.「更新の確認は行わない」
があるパターンもあります。
この場合は3を選びます。
また、2までしかない場合は、「更新の確認は行うが、インストールするかを選択する」にしておきます。
なお、「更新のインストールにバックグラウンドサービスを使用する」にしないと、別途Firefoxをアップデートするプログラムが起動して(Moziila Maintenance Servide)自動インストールをしてしまいます。
Mozilla Maintenance Serviceもインストールされている場合には、合わせてアンインストールをすることをお勧めします。
Mozilla Maintenance Service消してもまだFirefoxがアップデートされてしまう
ここまでになると、どうやってもFirefoxを更新させたいのかと思うほどなのですが、Mozilla Mainenance Serviceをアンインストールしても、Firefoxがアップデートされることがあります。
ただし、こちらは自動ではなく、Firefoxを再起動した後で、新たにユーザアカウント制御が動いて、インストールするか?という画面が出てしまいますが、その際に「いいえ」をクリックすれば、Firefoxの更新は行われなくなります。
ですが、ユーザアカウント制御はFirefoxを起動させる度、毎回確認される可能性があります。
以下のような項目が含まれたウィンドウが起動します。
次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可しますか?
プログラム名: Firefox Software Updater
確認済みの発行元: Mozilla Corporation
ファイルの入手先: このコンピューター上のハードドライブ
はい / いいえ
このときうっかり、「はい」をクリックするとせっかくFirefoxの更新を止めていても、新しいバージョンに書き換えられてしまい、今までの努力が無になります。
なんとかしてFirefoxの更新を完全に止めるには
Firefoxのオプションで自動更新を止め、
バックグラウンドで勝手に自動更新されないためにMozilla Maintenance Serviceをアンインストールしたのに、
それでもユーザアカウント制御でFirefoxの更新の確認が取られるので、すべてを止めたい場合。
最終手段としてはFirefoxの更新を制御しているファイルを削除します。
\ユーザー名\AppData\Local\Mozilla\updates フォルダにすでにアップデートしてしまっていた場合にファイルが保存されています。
このフォルダにファイルが入っていると、以前にアップデートしていたことを認識し、それが結果的にアップデートをするかどうかの確認作業が入ってしまいます。
そこで、 AppData\Local\Mozilla\updatesにファイルが保存されていたら、ファイルを削除してください。
上記画面はすでにupdatesフォルダから、ファイルを削除した状態です。
このフォルダにファイルが保存されている場合には、すべてのデータを削除します。
まとめ
Firefoxを自動更新させてしまった場合、一度でも更新されていると、その情報が履歴として残ります。
そのため、以降どんなに古いバージョンのFirefoxをインストールしても何らかの形でアップデート画面へと進む可能性があります。
どんな方法でもとにかくアップデートはさせたくないという場合には、Firefoxの基本設定から、自動更新を止めておき、それでもまだアップデート画面が出るようであれば、Firefoxの更新に関係するupdatesフォルダのデータを削除することで、確実に自動更新を避けることができるようになります。
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