手持ちのDVDをスマホに入れて再生したい!と思ったのですが、DVDをそのまま再生してくれるアプリがありませんでした。
そこでどうにかしてDVDをスマホで再生するにはとなったときに、スマホから音楽や動画を見れるファイルに変換することでした。
そこでDVDのデータをを変換するのに使ったアプリはDVDshrinkとHandbrakeです。
Handbrake単体で変換できなかったため、DVDshrinkで一度パソコン内にバックアップを取ってからスマホでも再生可能なファイルに変換します。
2種類のアプリを使うという、少し手間がかかる方法でしたが、この方法で確実にDVDをスマホで再生可能なファイル形式に変換することができました。
DVDのデータ変換用に様々なアプリがあるのですが、いろいろ試したものの実際には失敗したり無料アプリでは限界があったりしたため、ここで紹介するのは、最終的に確実に無料で、しかも簡単にファイルを変換する方法です。
ここでは、スマホでDVDを観賞するためのファイル変換アプリの紹介と手順をまとめます。
なお、レンタルしたDVD等コピーガードのかかっているものなどについては、基本的にコピー禁止となりますので、あくまでも個人使用で著作権に触れない範囲で使ってください。
ここではコピーガードの解除方法などについては触れません。
以上のことを踏まえたうえで、利用してください。
DVDをPCにバックアップコピーするソフトDVDshrink
まず最初に使うのがDVDshrinkというソフトです。
最初にパソコンにバックアップとしてデータをコピーしていきます。
ただのデータコピーになりますので、パソコンにデータが入っても、DVDで再生可能な形式のVOBファイルのままになります。
DVDshrinkは以下のサイトからダウンロード可能です。
zipファイルがダウンロードされるので解凍します。
解凍すると、2つのファイルがフォルダ内にあるので、「dvdshrink32_jp_setup.exe」をダブルクリックしてパソコンにインストールします。
セットアップウィザード画面が出てきたら、次へで進んでください。
ライセンスの使用許諾に「同意します」を選択します。
情報に関する画面も、次へで進みます。
DVDshrinkをスタートメニューに入れるかの確認です。
こちらはスタートメニューに入れるか入れないかチェックボックスで決めてください。
DVDshrinkのインストール先のフォルダの確認画面です。
指定がなければ、そのまま進んでください。
デスクトップ上にDVDshrinkのアイコンを作成するかの確認です。
インストールが完了したら、DVDshrinkを起動します。
DVDshrink起動後の最初の画面です。
ここからDVDのバックアップを取るのですが、先にDVDドライブにコピーしたいDVDを挿入しておいてください。
DVDの挿入が完了したら、エクスプローラでDVDが認識されているか確認しておきます。
DVDがきちんと認識されていたら、この画面にある「ファイルを開く」をクリックします。
DVDが読み込まれているドライブが認識された画面が表示されますので、「OK」で進めます。
しばらくすると、DVDのデータがDVDshrinkで認識されますので、以下の画面のようにDVDデータがフォルダとして表示されます。
この状態で同じ画面の「バックアップ!」をクリックすると、DVDの中身をそのままパソコンへコピーします。
「バックアップ!」をクリックすると出力先を聞かれるので、こちらは自分の覚えやすいフォルダなどを指定してください。
特に指定がなければソフトが決めたフォルダへコピーしてくれます。
この場合は、フォルダの名前が何だったか忘れないようにしてください。
後からもう一つのファイル変換ソフトHandbrakeを使う際に、コピーしたDVDデータのフォルダの場所を指定するに必要です。
ここでは、フォルダの指定以外は操作せず、VIDEO_TSとAUDIO_TSフォルダを作成するにチェックしたままで進めます。
出力先を決めて「OK」をクリックすると、DVDデータをコピーしている画面になります。
このときビデオプレビューを有効にするというところにチェックをつけていると、コピーしているDVDの内容が表示されるのですが、パソコンに負荷がかかりやすくなりすので、チェックは外しておいたほうがいいです。
DVDデータのコピーですが、コピーするDVDのサイズにもよりますので、終わったら以下の画面になるまでパソコンでは作業しないようにしてください。
DVDshrinkでコピーしたデータを使って、次はHandbrakeでスマホでも再生可能なファイル形式に変換します。
バックアップしたDVDデータをmp4形式に変換するHandbrake
動画や音楽を再生するファイル形式には、MP4、MOV、M4V、AVI、WMV、MKV、MP3、AAC、M4Aなどがあります。Handbrakeで変換されるのは特に指定しなければM4Vになります。
MP4もM4Vもどちらも動画、音楽のファイル保存形式ですが、M4VはApple製品向けの形式です。
MP4で変換するとApple上での再生に難があるのですが、M4Vでは問題なしということで、Apple製品の場合にはM4Vのほうが適しています。
ここでWindowsの場合はどうなるかということなのですが、M4VもWindows上で再生可能です。
今回の方法ですが、Windowsパソコンでファイル変換し、Androidスマホでの再生をしています。
それでは、まずHandbrakeをダウンロードします。
今回この記事でダウンロードしたファイルはポータブル版(インストールしないで起動する)です。
そのため、ダウンロードしたファイルの拡張子はzipになります。
Handbrakeをダウンロードしたら解凍しておきます。
また、Handbrakeは日本語化がされていないので、別途日本語対応にするためにファイルをダウンロードします。
日本語化のファイルをダウンロードしたら、これも解凍しておきます。
解凍すると以下のファイルが出来上がります。
ここで解凍されたファイルですが、ポータブル版のHandbrakeを使っているので、解凍したHandbrakeのフォルダにそのまま「ja」フォルダをコピーします。
上の画面がHandbrakeのフォルダに日本語化用ファイルをコピーした状態です。
後は、Handbrake.exeを起動してください。
Handbrakeを起動した画面です。
上記画面で「フォルダー(一括スキャン)」というのがありますので、これをクリックします。
そこでフォルダの選択を行います。
フォルダの選択ですが、先にDVDshrinkで作成したデータが保存されいてる場所を指定します。その際に指定するフォルダは、「VIDEO_TS」を選択してください。
DVDshrinkでバックアップしたファイルをいよいよ動画ファイルの形式に変換します。
保存先の欄で、保存したい出力先を決めますが、この時ファイル形式を選ぶ画面で、.mp4 .m4vとまとめて出てくるので、そのまま形式選択するとデフォルトで.m4vが拡張子につきます。
もしもmp4にしたい場合には、この画面上でファイルの拡張子まで入力してください。
保存先とファイル名、拡張子が確定したら、画面上部のエンコード開始ボタンをクリックします。
ここからはDVDのVOBファイルをmp4形式に変換する作業になります。
変換中は画面左下のステータスバーが時間の経過とともに伸びていき、残り時間のカウントが表示されます。
変換が終了すると、終了メッセージが画面左下に出ます。
後は、変換されたファイルをスマホにコピーして動画再生アプリなどで再生してください。
2つのソフトを使うという、少々面倒な方法になりますが、このパターンで行ったことで確実にDVDのデータをmp4形式に変換することができました。
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