ある日、パソコンを起動したらスタートアップに入れわけでもないのに、Excelが勝手に起動しました。
その現象が発生した後は、毎回パソコンを起動するたびにExcelも必ず起動されます。
設定をさわったわけではないのでよくわからなかったのですが、解消できたのでまとめます。
まるでゾンビ!パソコン起動後に何もせずに再起動しても立ち上がるExcel
複数のExcelファイルを使って作業しているときに、まれに開きすぎたファイルのせいかよくフリーズしていました。
こんなことはよくあるよねと気にしていなかったのですが、ある日パソコンを起動すると勝手にExcelも起動された挙句、「ファイル修復のメニュー」を出してきました。
Windowsをシャットダウンするときに、Excelを終了しないままだったから何かおかしかったのかと振り返ってみたいのですが、そうではありません。
毎回パソコンを起動するたびに、Excelも勝手に起動していました。
何の作業もせずに、再起動をかけてみても、またExcelも起動します。
スタートアップにソフトが指定されていれば、パソコン起動時にソフトも起動する
パソコンを起動したときに、自動的に起動してもらいたいソフトがある場合には、Windowsのスタートアップにソフトを登録しておけば、自動で起動してくれます。
そのためパソコン起動時にExcelが起動される現象は、何かの操作ミスによってスタートアップにExcelが指定されている可能性があります。
そこで、一度スタートアップを調べてみたのですがExcelは含まれていませんでした。
Excel利用中によくフリーズして修復してたことがたくさんあった
実は、この「パソコン起動時に勝手にExcelも起動してしまう」現象ですが、この現象が起きる前には、しばしば作業中のExcelがよくフリーズしてしまい、自動修復されていたことがありました。
そうなると自動修復作業中に何か競合が起きたのかもしれず、その場合には何が問題であるかもわかりません。
調べてみたところ、ExcelやExcelの設定ファイルが壊れている可能性が。
この設定ファイルは「ExcelXX.xlb」ファイルといって、このファイルが何かしら問題があるときに起動が遅くなったり不具合が出るようです。
Excelの設定ファイルを修復する
結局、この「ExcelXX.xlb」ファイル(XXはExcelのバージョンによって番号が変わります)に問題があるため、ファイルそのものを再構築する必要があります。
再構築といっても難しくはなく、Excelを操作すれば自動で作成されますので、特別な操作は必要ありません。
手順は以下です。
Excel を終了してから次のフォルダを開きます。
C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Excel
\Excelフォルダの中に ExcelXX.xlbファイルがありますので、ファイル名を「ExcelXX.xlb.bak」といったように別のファイル名に変更します。
これで、壊れたxlbファイルが読まれることを防ぎます。
後は、Excelを通常と同様に起動してください。
自動的に新たなxlbファイルが作成されますので、これで再構築したことになります。
これでようやくパソコン起動時にExcelが起動される現象がなくなりました。
マイクロソフトのページにも説明があります。
手順 2 : xlb ファイルを再構築する
また、xlbファイルそのものに不具合があると、起動が遅い、動作が遅いなどの問題が出るので、何かおかしいなと思ったら、xlbファイルを再構築すると動作が戻ります。
原因がはっきりしない状態で勝手に起動されていたExcelですが、xlbファイルを新たに作ることで解消できました。
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