2020年8月20日頃を境に、Android版Firefoxがアップデートされたようです。
ちょうどお盆で家におりwi-fiを利用していてデータ通信量を気にしていなかったため、Firefoxが更新されたことに気づかず。
夏休みが終わって外でスマホを使おうとしたときに、初めてアップデートされたことに気づきました。
まずFirefoxそのもののUIも検索窓が画面下になっていて、その時点で認識していればよかったのですが、どういう状況になっているかわからないのでGoogle Playから旧バージョンが出せないかを確認することに。
Android版Firefoxが改悪?ユーザーレビューも低い評価に
実際に何が起きているのかわからなくて、Google PlayストアのFirefoxのダウンロード画面まで行き確認しました。
そこに並ぶユーザーレビューの「使いにくい」「前のほうがよかった」「タブの並びがおかしくなった」「プラグインが全部使えなくなった」など。
とにかくアップデートとは名ばかりの改悪の声が。
どれだけ検索してもFirefoxの旧バージョンはGoogle Play上には表れないため、新しいバージョンしかダウンロードできないようでした。
そして、自分でもアップグレードする指定をしてなかったのに、恐らく自動更新設定になっていたため気づかないうちにアップデートされていたようでした。
どうにかダウングレードできないかと探してみたのですが、Firefox公式ではダウングレードは非推奨のようです。
以前のバージョンをインストールしても、たいていの問題は解決しません
Firefox を更新した際に起こる問題は、一般的に新しいバージョン自身が原因ではなく、更新の手順に問題があります。以前のバージョンをインストールしても、多くの場合、問題解決の助けにはなりません。その代わりに、次の記事をご覧ください
https://support.mozilla.org/ja/kb/install-older-version-of-firefox
公式サイトにも「問題解決の手助けにはならない」と書いてあるので、ここで「やっぱり新しいバージョンのほうが正しいのか」となりますが、今回の問題は異なります。
他のユーザーレビューではプラグインが利用できないといったところがあるようですが、私がFirefoxに求めていたのは、「画像の非表示」でした。
屋外でスマホを使う場合、普通にデータ通信していたため、ブラウザでサイトを見ると画像データ、広告、動画広告などありとあらゆる画像や動画がそのまま表示されてしまうと、あっという間にデータ通信の上限に達してしまいます。
屋外ではこのデータ通信量を減らすために、いらない画像は表示しないようにしておきたかったのですが、これをきちんとコントロールできるのがFirefoxでした。
他にChromeでもデータ量を下げる設定はあるようですが、Firefoxのように画像データをきちんと見せないという機能ではないため、ずっとFirefoxを利用していました。
新しいバージョンのFirefoxですが、画像の非表示ができないか設定から確認してみましたが、メニューには一切ありませんでした。
一応Firefoxにもプラグインで画像を無効化するものがあるようですが、新バージョンのFirefoxは限定されたものだけが現在有効となっているため、その中に画像をコントロールできるものはないです。
新バージョンでプラグインを使って画像を管理できないとなると、旧バージョンに戻すしかありません。
Firefox公式ではダウングレードは非推奨ですが、元々使えていた機能がなくなっているのであれば、元に戻すほうが価値があります。
Andorid版Firefoxのダウングレード方法
まず、スマホに更新されてしまっているFirefoxですが、こちらはアンインストールしておきます。
そして、旧バージョンのFirefoxですがインストールする前に、スマホのアプリの自動更新設定を留めておきます。
この更新が有効になっていると、旧バージョンのFirefoxをインストールしてもすぐに新バージョンへ更新されてしまうため、アプリを入れなおす意味がありません。
Google Playの画面からメニューを表示します。
「設定」をタップします。
「アプリの自動更新」をタップします。
この画面で、「アプリを自動更新しない」を選びます。
これでFirefoxを入れなおしても、新バージョンに自動更新されるのを防ぎます。
後は、旧バージョンのFirefoxをダウンロードするだけ。
過去のFirefoxのデータは公式サイトからダウンロードできます。
改悪されたと言われる前のバージョンは68.Xです。
このバージョンをスマホからダウンロードします。
ダウンロードが終了すると、データ情報などがスマホの通知で出ると思いますが、そのままタップしてインストールをしていきます。
この時、「セキュリティ上の理由から、お使いのスマートフォンではこの提供元からの不明なアプリをインストールすることはできません。」と書かれたウィンドウが表示されますが、ここでキャンセルするとインストールできません。
ウィンドウに「設定」と出ますので、そちらをタップして次に進めます。
使用しているファイル管理ソフトにもよりますが、「この提供元のアプリを許可」と出ますので、オフになっているボタンをオンになるようスライドします。
これで旧バージョンのFirefoxがインストールされます。
アップデート前のFirefoxの機能「画像非表示」が戻った
無事ダウングレードできたのか確認してみると、以前設定メニューにあった画像の非表示機能が戻っていました。
前と同様の操作で、屋外で画像を出さずに済むのでデータ通信量を減らせるのが快適です。
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