赤ちゃんの時代はひたすらオムツだけ変えていればよかったのですが、1歳を過ぎた頃から気になるのが、「トイレトレーニング」です。
幼稚園に入る前には「オムツを卒業しておいてくださいね」と言われてしまう家庭も多いと思います。
トイレトレーニングを家庭でやるにはどうしたら?と悩まれると思いますが、幼稚園に行くと自然と外れた!という子もたくさんいます。
ですが、そうは言ってもなるべくなら入園前にある程度はトイレに行けるようになってほしいところ。
どうやったらトイレトレーニングができるの?と悩む人のために、トレーニング方法をまとめました。
トイレトレーニングを始めるのはいつから?
適切な年齢というのは決まっていませんが、大きくは以下のような状態になるとトイレトレーニングを始めても問題ないとされています。
- ひとりであんよができる
- 大人のすることをやりたがり、トイレにも興味をもってきた
- 日中、おしっことおしっこの排泄間隔が2~3時間くらいあくようになってきた
- もじもじするなど、おしっこの前のサインがある。
多くの保育園では1歳児クラスからトイレトレーニングを始めています。
もちろん家庭でも保育園で行っているようなやり方であんよがしっかりしてきた1歳以降に始めても、何の問題もありません。
プレ幼稚園ですと2歳児から入ることになりますので、先のことを考えたら早めに取り組んでおけば、プレ幼稚園もスムーズに進められるかもしれません。
トイレにいつ連れていったらいいの?
子供のオムツ卒業のために行うトイレトレーニングですが、恐らく悩むのが何時くらいにどれくらいトイレに行ったらいいのかではないでしょうか。
子供がなんとなく行きたそうにしているとき?
時間の感覚ってどれくらい?
何時に連れていけばいいの?
子供が行きたそうにしているとなると、ママも慣れが必要ですし、子供もトイレに行って出したいという感覚を伝えられないと、まず無理ですよね。
そこでいつトイレに行ったらいいのかについて、保育園の活動視点で時間をまとめます。
活動 | 目安時間 |
午前おやつ後 | 9:40 |
外遊び後 | 11:00 |
昼食後 | 12:30 |
午睡後 | 14:40 |
午後おやつ後 | 15:40 |
降園前 | 16:30 |
トイレに行く時間はおおよその目安時間です。
保育園によっても活動時間に少しずれはあると思いますので、だいたいの時間として見てください。
家庭でトイレトレーニングを進めるときに、何を基準にすればいいのかわかりにくいと思いますが、もしも時間として見たいのであれば、ここに挙げた時間を目安にしていただければ、「いつトイレに連れていったらいいのか悩む」ということはなくなると思います。
また、トイレに行くときの目安としてこの時間じゃなければだめなの?と思われる場合には、時間ではなく活動の流れで見てください。
基本は「何かの区切りでトイレに行く」というのがどの枠でも基本は同じです。
おやつを食べたからトイレに行く。
遊びから帰ってきたからトイレに行く。
ご飯を食べたからトイレに行く。
といったように活動の区切りでトイレに行くことで、流れを作っています。
もちろん、午前おやつを特に明確には決めていないとか、必ず午前中に外遊びには行っていないという家もあると思いますので、その場合には、最初のトイレに行ってから次のトイレまでに1時間~2時間程度開けて次のトイレに促してあげると、1日のリズムがつかみやすくなると思います。
また、表には午前おやつの前と降園後のトイレについては触れていませんが、「何かの区切りでトイレに行く」というのを考えると、朝は朝食後にトイレに行き、夜は夕飯後にトイレの時間を入れてあげると、ちょうどいい流れができます。
また夜のおねしょ対策を考えるのであれば、寝る前にトイレに行くこと、朝起きてからトイレに行くことも視野に入れておくとリズムもつけやすくなります。
トイレトレーニングは必ずパンツでやるのがいいの?
基本的にはトイレトレーニング中はパンツのほうが、万が一漏れたときにも「濡れた感覚」がわかるため、パンツで過ごしたほうがいいのですが、実際に家庭でやろうとすると、無理が生じます。
我が家も保育園に通っていた長男が2歳を過ぎた頃から、園でもパンツで過ごしましょうと言われて、保育園ではパンツ生活をしていましたが、時々漏らしてしまい汚れもの入れに入ったパンツが重たかったことが、何度もありました。
パンツで過ごしていて、万が一漏らしてしまったらというときの処理なのですが、子供が漏らしてしまったら、保育園ではその場で消毒液を使って床掃除をします。
これは保育園だからできることですが、子供が漏らしてしまった場合、床には他の子を近づけず、漏らしてしまった子の着替えと、床掃除する保育士が別に動くこともあります。
同時に二つのことをやるわけなので、大人が二人動くことになりますが、これは家庭でやろうとすると保護者が二人必要になります。
例え一人でやったとしても、子供の着替えと床掃除をやるので、それなりに時間が必要です。
実際にオムツが完全に取れて、ある程度は漏らさずに過ごせるようになるまでには、それなりに時間もかかります。
トイレトレーニングをやろうとしても、こういった問題にぶつかることを考えると、家庭の場合はなるべくなら負担のない方向でやっても問題はないと思います。
ほぼ漏らすこともなく、トイレで確実にできるようになるまでは、紙パンツで過ごしても大丈夫です。
流れをきちんと作ってあげて、トイレで自分でできるという自信を持たせられれば、自然とトイレができるようになります。
トイレに行かない、座らない、嫌がるときはどうするの?
子供は遊びや楽しいことを優先したがります。
興味がなければ、トイレに行きたいとは思わないです。
トイレトレーニングを始めて、もしもトイレを嫌がったら無理やりさせるのは控えたほうが無難です。
逆に無理やりさせてしまうことで、トレーニングが進まなくなることも考えられます。
そういうときは、無理にトイレに連れていく必要はありませんが、トイレに関する声かけだけは続けてください。
「今はトイレに行く時間だよ~」と声をかけ、何も言わないで過ごすよりも、子供が今何をしたらいいのか意識ができるように伝えておきます。
嫌がったら、「今は嫌なんだね」と言語化して受け止めておきます。
保育園の場合、集団活動のこともあるので、トイレに行かないことはほとんどありませんが、家庭では難しいこともありますので、自分も子供も負担にならないようにしてください。
トイレトレーニングに使うのはおまる?補助便座?
家庭でトイレトレーニングを始めるにあたって、必要とされるのが子供用のトイレグッズ。
主におまると補助便座があります。
どちらが使いやすいかということになりますが、なるべくなら補助便座を選びます。
おまるは子供が床に足をつけられるので、体が安定しやすいというメリットがありますが、使用後に排泄物をトイレに捨てたり、おまるを掃除しないといけません。
家庭でおまるを掃除するとなると、消毒液の用意が必要ですし、掃除のためには広いシンクが必要です。また、トイレ用のシンクが個別にあるほうが望ましいです。
細菌繁殖を防ぐためというのが目的ですが、実際に家庭でやるには、かなり神経を使うのではないでしょうか。
また、おまるは場所を取りますし、使わなくなった後の保管場所の確保も必要です。
その点補助便座であれば、トイレ内で利用が完結しますし、万が一汚してしまった場合でもおまるのように大がかりな掃除をしないで済みます。
補助便座にもいろいろ種類がありますが、主に手前にハンドルがついたものと、大人サイズの便座がそのまま小さくなったタイプがあります。
キャラクターがついたハンドルタイプのほうが、子供が楽しめるというメリットが。
反対に大人の便座を小さくしたタイプのほうは、足が前に出やすいので、その先に子供用のステップ台を置いてあげると、足を踏ん張りやすくなります。
トイレ専用タイプであれば便器の下にセットできるので台が足元に来るため、子供の足も安定しますよね。
2段タイプでもトイレトレーニング用に使えます。
便器のほうに密着はしませんが、高いほうを便器側にしてあげれば、そのまま足をつくことができます。
また、2段タイプですとトイレ以外に洗面所などでも使うことができるので、用途が広がります。
他にもトイレトレーニング用に、トイレに行ったご褒美としてシールを使って楽しくトイレをできるようにする方法がありますが、シールは特になくても問題ありません。
あくまでも我が家の経験ですが、トイレ用にシール張りをすると、シール張りが楽しくなってしまい、トイレとは関係なくシールで遊びたがったからです。
子供って楽しいこと好きですよね。
シール張りはトイレ用にしたくても、トイレでなくても張りたがってしまい、トイレに行けた=シールを張るという習慣が付けられませんでした。
そのため、シール張りは遊びの一環として好きにやらせていました。
まとめ
トイレトレーニングは、とにかく親も子供も負担にならないことが一番です。
焦ってオムツを外そうとか、失敗ばかりするとか、トイレでなかなか出してくれないとかいうことは考えずに、家庭でできることをマイペースにやりましょう。
いつかは必ずオムツを卒業します。
子供の感覚にあったペースでしか進みませんので、うちはなんでうまくできないんだろうと考えないようにしてくださいね。
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