夏休みになると、毎年悩むのが子供とのお出かけ。
プールも悪くないですが、なるべくなら体験や経験、好奇心を膨らませられる施設がいいかなと悩みます。
というのは表向きですが、実は夏のお出かけって暑さ対策でもあります。
そのため、だいたい夏休みのお出かけはなるべく室内の涼しいところで。
そこでいつもどこの施設がいいか探しているのですが、これだけ楽しめて無料?!となったところがあったので紹介します。
いろんなプログラミング体験ができるTEPIA 先端技術館
エントランスを入ったところに、何やら説明パネルだろうなというのがわかるものがあります。
前に立つと、何かのタイミングでしゃべってくるので、これだけでちょっと楽しそう。
そして、入ってすぐにはかわいいアザラシのロボット。
メンタルコミットロボットというものだそうですが、「パロ」という名前がついています。
これが、「パロ」と呼びかけると鳴くんですよ。そして撫でると反応して体が動いたり、瞬きしたり。
しかも、かわいい。
多分放っておいたら子供たちはエンドレスでずっと撫でていたでしょうね。
なので、ひたすら撫で撫でしてもらい、しばらく好きにさせていました。
撫でられまくっているお人形なので、なんとなく汚れが。
このロボット、丸洗いできたら画期的なのでは。
テクノロジーショーケースの面白い展示
メンタルコミットロボット「パロ」を後にすると、すぐに大きなスクリーンがあり、こちらでIoTやビッグデータを活用した説明が見られるのですが、小学生にはまだ少し難しいかも。
なんとなく画面を見ていても、説明も漢字が多く内容を読み取るには中学生くらいが適しているようでした。
そのため、大画面でIoTなどを説明してくれるテクノロジーズパスウェイは文字通りややパスして、その先のテクノロジーショーケースへ。
技術が人の生活を豊かにするというテーマで様々な展示がされているのですが、ここでもわかりやすいところに飛びついていました。
産業用ロボット「VS-060」
産業用ロボット「VS-060」。
こういったアーム型のロボットは工場でもよく使われていると思いますが、展示されているロボットの性能を理解してもらうためにものすごいデモンストレーションをしていました。
ロボットの稼働部全てのデモンストレーション後に0.5ミリのシャーペンの芯を入れるというもの。
しかもこれがかなりの勢いと速度で。
ピッタリと合わせてくるので、ここまで正確にやるのってすごいと思わせられるデモでした。
シャーペンの芯の後の動きで面白かったのが、なんとも言えないパフォーマンス。
アームを高速でぐいぐいと小刻みに動かしているのですが、それがまるで「志村けんのスイカの早食い」みたいな動き。
あまりにもシュールで大笑いしました。
マンガジェネレーター・カイ
子供たちがもう一つ面白がっていたのが、「マンガジェネレーター・カイ」でした。
こちらは中にいる人物の情報を読み取り、そこからまずストーリー選択ができるようでした。
さらには、表情や動きに合わせて自動でセリフなどを入れてくれるという条件によって中身の変わる漫画が作成できます。
体験は1組1回までなので、家族で行くと一人一人ではなくまとまって撮影することになります。
そういうわけで、我が家も2人での撮影。
その場にいる人の画像を読み込むにはある程度静止していないといけないようですが、漫画のコマが出てくると子供たちが興奮して動き回ってしまい、面白い漫画だったのですが肝心の本人たちがきちんと映らないという結果に。
というわけで、このジェネレーター体験をする場合には、ポージングが重要のようです。
結局動きすぎて、あまり被写体として認識されていないのか、どうしてもきちんと画像として取り込まれずに、なんだかよくわからないものが出来上がっていました。
プログラミング体験エリアでひたすらプログラミング
名前がプログラミング体験エリアなので、プログラミング関係のものしか置いてありません。
1テーブルにプログラミング素材が1つ、もしくは1エリアにプログラミング素材が1つと、それぞれ区画を区切って展示されていました。
20種類くらいあったと思います。
だいたい大まかに分けると3種類くらいの方法でプログラミングするようになっていました。
- ブロックなどを組み合わせる
- タブレットで入力する
- パソコンで入力する
小さい子でも分かりやすいのは、ブロックでの組み合わせ。
パネルに小さいブロックを入れるだけでコマンドになるので、よくわかっていなくても、何か動かせた!というのがわかりやすいです。
もちろんきちんと理解していないと思ったように動かせませんが、単純に体験できた!という楽しさを味わうとしたらブロック系のプログラム素材がわかりやすいと思います。
タブレットでのプログラミングなら、もう少し大きい子でも可能です。
小学校4年生くらいであれば、説明書を読んで理解できるくらいなので、プログラミングの操作性と実際にプログラムした内容がどういう結果になるかというのを結び付けて考えられると思います。
パソコンでのプログラミングは中学生以上なら楽しめそうです。
なお、うちは下の子がまだよくわかってないので、パソコンをいじりたくても何をどうしていいかわからないため、結局私が触って作ったものを見てもらうだけになりました。
それぞれのプログラミングには難易度が付けられているので、それを目安に遊ぶものを決めてもいいと思います。
それから、子供たちがはまったのがドローン操作。
タブレットに動かしたいコマンドを入れることで、ドローン操作を体験できます。
スタートの台ともう一つゴールの台があるのですが、単純に向こう側の台まで飛ばすだけのプログラミングが初級編でした。
長さをある程度見ておかないといけないので、ちょっとでも長さを間違えると台に到達せず、それだけでも考えさせられる内容でした。
虫取りチャレンジ
夏休み期間中に開催されているのが、「虫取りチャレンジ」です。
プログラミングスペースと2階の2つに虫取りチャレンジが用意されていて、クリアするとシールをもらえるというラリー形式。
ですが、当初やり方を知らずに、単純に虫のパネルを見つけてシールをもらってしまいました。
実際には、虫取りチャレンジが掲げられているところで、指定されたプログラミングを体験するというもの。
無事クリアできたらシールをスタンプ台に張れます。
最初は知らずにシールだけ張っていたのですが、残りのスタンプのところで解説員さんに教えてもらい、実際にプログラミング体験をしてシールをもらいました。
そして、シールを全部集めると。
すてきな定規がもらえます。
シアターでは東京スカイツリーができるまでの解説が見れる
TEPIAの展示は子供はじっくりプログラミングをしていればいいのですが、付き添っている大人が座れる場所はほとんどありません。
館内をぐるぐるしているだけなので、だんだん疲れてくるのですが、休憩スペースが欲しくなります。
1階のプログラミング体験で、子供と一緒にぐるぐるしているうちに、なんとなくへたり、2階のテクノロジーラボは展示数も少ないのにこちらも座れるところはありません。
もうへとへとです。
そんなときに、テクノロジーラボ横にはシアターが。
30分おきに映像を流してくれる視聴覚室なんですが、程よい暗さを座り心地のいいイスが並んでいました。
子供たちも見たいというので、しばらくここで休憩。
といっても、映像はTEPIAの説明と東京スカイツリーの出来上がるまでに使われた技術の説明が流れてくるので、それなりに楽しめます。
どうやって作られたのかという過程と実際に苦労した点などを知ることができるので、見ておいて損はありませんでした。
内容も18分ほど。
おかげで少し楽になったというか、眠くなりかかりました。
TEPIAではお弁当の持ち込みはできる?
子供向けの施設の場合、施設側で休憩スペースなどを用意してくれていることが多く、そのスペースでお弁当を広げることができますが、TEPIAにはお弁当を食べるようなスペースはありませんでした。
主にビルのワンフロアが体験スペースでと2階にも展示がありますが、2階が吹き抜けになっています。
大きなスペースが取れないのか、そういったお部屋が作れなかったのかもしれません。
その代わりなのか、TEPIAの2階部分にレストランが併設されていました。
雰囲気からして、小学生の子供連れで入る雰囲気ではなく、お値段もそれなり。
事前に細かく調べておけばよかったのですが、子供にも向けた展示施設というイメージから、これほど敷居の高いレストランがあるとまでは思いつきませんでした。
土地柄、比較的高めのお店もある場所なので、ターゲットが違うのかもしれません。
最寄り駅が銀座線外苑前駅ということもあって、子供連れで気軽に入れる店を探すほうが大変でした。
オフィス街というのもあるので、子供連れでふらっと入れる店がないのと、店舗が小さめのところが多いので、お昼時にはランチ難民になりかけました。
TEPIAでの所用時間を考えると、外苑前に行く前に先に昼食を済ませておけばよかったなと思いました。
TEPIA 先端技術館の基本情報
住所 | 〒107-0061 東京都港区北青山2丁目8−44 |
開館時間 | 9:30~17:00 |
入館料 | 無料 |
アクセス | 東京メトロ銀座線外苑前駅3番出口から徒歩4分 |
休館日 | 月曜日(祝日・振替休日の場合は開館して翌平日休館)
※年度末は展示入替えのため休館 |
公式サイト | https://www.tepia.jp/exhibition/ |
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