梅村マルティナさんがアトリエで販売している、小原木タコちゃんというマスコットがあるのですが、うちの子に一部破壊されてしまい、どうして直そうかと悩んでいました。
小原木タコちゃんの販売ページを何度となく見ているうちに、ようやく直す方法を発見しました。
これで、タコちゃん復活です。
小原木タコちゃんとの出会い
梅村マルティナさんという編み物作家さんを知ったのは、「ねこのしっぽ カエルの手」という番組でした。
腹巻帽子という、メリヤス編みだけでひたすら筒を編むだけのシンプルさなのに、毛糸のデザインで出来上がりの表情が変わるという面白いものを紹介していました。
簡単だけど、楽しい!と思ったので、ネットでOpalの腹巻帽子のセットを購入したのですが、サイトに小原木タコちゃんという毛糸のマスコットの紹介が。
幸せを運んでくれるという毛糸のマスコット、そして同じタコちゃんは一つとしてなく、購入は養子縁組という考えで手元に。
(手元に来た当時のタコちゃん)
また、作った人のメッセージが添えられ、大震災の寄付にもなるということで、思わず飛びついてしまいました。
壊されてしまった小原木タコちゃんの作り方が全くわからない
タコちゃんを買った当初は下の子がまだ1歳くらい。
手の届かないところに置いていたはずが、上の子が触ってそのまま放置し、下の子がいじったあげく、タコちゃんの首についていたビーズをちぎってしまいました。
(ビーズが切れた状態のタコちゃん)
ビーズを回収して、なんとか元通りにしたいなと思っていたのですけど、タコちゃんの首につけられていたビーズは、伸びるテグスに通してぐるぐる巻きにされていました。
そうなると、このテグスを切ってビーズを付けなおすことが考えられるのですが、小原木タコちゃんの作り方が、全くわかりません。
作り方が載ってないか、いろんなページを当たったのですが、わかったことは
- 気仙沼の人達が、余った毛糸を使ってタコちゃんを作っている
- 作っている人達は、普段海藻などを扱っていたりして、その技術で糸をうまくまとめている
- タコちゃんの作り方は、頭の部分も余った毛糸をぐるぐる巻きにして芯にし、それを覆うように長めの毛糸でくるんでから、タコちゃんの足を作っている
- タコちゃんの足は三つ編みで作る
- その他の具体的な作り方は、全くわからない
- タコちゃんを作るワークショップもあるようだが、地域が限られるので知るチャンスが少ない
ということでした。
つまり、その場に行かない限りは、小原木タコちゃんの詳しい作り方は全くわかりません。
取れたのがビーズでよかったです。
これが、顔のパーツになると、編みぐるみの作り方と同じレベルになると思いますが、糸始末するのに、私には不安がありますので。
小原木タコちゃんを直すのに、回収したビーズをつけるか悩む
手元にあるタコちゃんのビーズは、なくさないように全部回収していました。
なので、そのビーズで復元できるにはできたのですが、問題が。
タコちゃんの首にぐるぐると巻かれているテグスを外すと、おそらく三つ編みがほどけるので、同じようにすき間なくきっちりと首と脚を絞れるか不安になりました。
こういう手の力を使う作業が私はとても苦手で。
例えば古新聞を捨てるときに、ビニール紐でくくったりしますよね。
あれで、くくったところがすき間なくぴっちりくくれないんです。
なぜかちょっと緩くなって、指が簡単に入れられる。
手の力というか腕の力というか、そういうのが足りません。
多分、タコちゃんもぐるぐる巻いてあるテグスを相当絞っているか、すき間が出ないようにがっちり指で押さえてぐるぐるしている思われます。
下手にほどいて修復できないと困るので、ビーズは取れたまま、タコちゃんの首のテグスの切れ端がびよーんとなったままでした。
小原木タコちゃんを直すアイデアは、タコちゃんのページにあった
何も手を付けないまま、おそらく2年くらい経ったと思います。
最近もまたテレビで梅村マルティナさんが取り上げられていたので、ふとタコちゃんが気になり。
直してあげたいなーと思っていました。
ついでにアトリエのサイトを見たり。
もしかしたら、すてきなタコちゃんがいるかもと思って、タコちゃんのページも見ていました。
せっかく手元に「これは!」と思って選んで、私のもとにやってきたタコちゃんがいるのに。
しかし、ここは思うようにはなりませんでした。
小原木タコちゃんが、養子縁組と言われているように、どのタコちゃん一つ取っても同じタコちゃんていないんです。
私も自分がタコちゃんを購入するときに、タコちゃんのページをじっくり見て、どのタコちゃんにしようかといろいろ考えて、ようやく決めたタコちゃん。
そのため、このタコちゃんがいいな~と思えるタコちゃんがいないといけないのですが。
偶然にもいませんでした。
私の求めているタコちゃんが。
「やっぱり、今手元にあるタコちゃんでなきゃだめなんだ」
もちろん、タコちゃんを購入している方の中には複数をタコちゃんを持っている人もいるのですけどね。
出会えなければ、無理に手元に置く必要もないと思っていて。
ただ、このとき、タコちゃんのページで微に入り細に入り、一つ一つのタコちゃんを丁寧に眺めていました。
どうやって、タコちゃんを作っているのかなという目で。(懲りてません)
タコちゃんを購入するときにも見ていて、ふと「気が付いたのですが、タコちゃんはデザインが違うのは当たり前なのですが、長さも違うということに。
そんなことを繰り返して、タコちゃんの目、口、首などをいろいろ眺めていたら、閃きました!!
壊れたタコちゃんの首の直し方を。
小原木タコちゃんが直った
一つ一つタコちゃんのデザインを見ていて、あるタコちゃんが付けていたゴムのリボンに注目しました。
黄色のリボンなんですが、よく子供用おもちゃの雑貨に、ふわふわしたゴムにちょっとリボンが付いたのがありますよね。
100均とか、お子様ランチのおまけとかにありそうな。
そのふわふわしたゴムリボンを付けたタコちゃんが、私にとって壊れた飾りを直すヒントでした。
今まで、どのタコちゃんもだいたいビーズをつけているものが多かったので。
そうして、家にも子供用のふわふわゴムがあったので、これをそのままタコちゃんの首に。
切れ端が出ているテグスは、このゴムの中に隠しました。
こういう手仕事はどうしても、手が器用でないと難しいですが、ヘアゴムをはめるだけなら簡単です。
これでようやく小原木タコちゃん、復活です。
まとめ
私の手が器用だったら、これほどまでに悩まなかったと思います。
小原木タコちゃん、作り方はワークショップか地元の製作者しか知りませんが、せっかくなので、書籍化してほしいところです。
一時期(今も?)流行ったあみねこは、あみぐるみの本があるので、小原木タコちゃんも本として出てくれたら、個人的な楽しみとして作りたいなと思っています。
もし、書籍化がだめなら、小原木タコちゃんキットでもいいんですが。
梅村マルティナさんのところで、ぜひやってもらえないかな~。
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