子供が少年野球を始めたいというのでやらせているのですが、意外にも親の出番が多く、思った以上に面倒なことがたくさんありますよね。
裁縫が苦手な場合、ユニフォームの補修などは苦痛でしかありません。
時間も手間もかかります。
一挙に手間のかからない方法というのは、全くないのですが、少しでも楽に、簡単にする方法はあります。
記事の中に、そういうエッセンスを盛り込んでみましたので、お役に立てればうれしいです。
そもそもユニフォームに膝当てしたほうがいいの?
答えから言うと、ユニフォームを購入したらすぐに膝当てはついてけおいたほうがいいです。
実は、私自身野球がよくわかっていませんでした。
子供が野球を始めたのが小学校2年生。
チームの指定用品を購入し、さっそく練習へ。
何度か通っていると、驚かされるのが砂や土の汚れ。激しい運動をしているので、靴下は真っ黒に。
そしてある日、そんなはずじゃなかったのにという現象が。
それがスライディングによるズボンの膝の破れでした。
この時は、まだ始めても間もないので大きな穴ではなく、生地が薄くなった感じ。
野球に関しては、全くの無知でしたので当時はスライディングしないでほしいくらいに思っていました。(今思うと違うんですけど)
でも、全くスライディングをやらないわけにも行きません。購入したのは特に生地を強化しているタイプではないので、膝当てを別途購入して縫い付けることにしました。
ユニフォームの膝当てを縫い付けるのは、まつり縫い
膝当てをどこに縫い付けるかですが、ユニフォームをお子さんが履いて膝を曲げたときに、膝頭が来る場所を中心にして縫い付けてください。
縫い付け方ですが、特にいきなりでも問題ありません。
私はまち針でおおよその位置に膝当てを止め、そのまま縫い付けています。
縫い付け方はまつり縫いで。
糸は手縫い用の糸を使います。なるべくなら綿100%がおススメです。
100均にある手縫い用の糸でポリエステル混もあるのですが糸が細いことが多いのと、縫っているうちに糸が撚れやすくなり、縫っている間に糸が丸まってくるので、それを直すのが面倒です。
縫い付けるときは、糸は2本取りにします。
1本だけの場合、間違って片側に針を通してしまったときに抜き取りやすいというメリットがありますが、強度がないので2本取りのほうが安心です。
まとめますと
- 縫い方はまつり縫い
- 手縫い用糸は綿100%で
- 糸は2本取り
です。
人によってまつり縫いをするときに、縫うごとに玉止めをする人も。
万が一ほつれたときに、他まで糸が取れないようにするための方法のようなのですが、そこまでしないでも大丈夫だと思います。
私の場合は、ある程度の長さの糸を取り、ぐるっと縫い付ける方法を取っています。
ただし、あまりに糸が長すぎると後で糸が詰まってしまい、布に通らないということも発生しますので、適当な長さで糸を取り、4辺を3つくらいにわけて縫っています。
実際、あまりに動きが激しくて一部ほつれたことはありましたが、ある程度の長さだけ糸を抜いて玉止め。
糸を抜いてしまったところだけ、再度縫い付けるだけですので、縫うたびに玉止めするよりは作業量は減らせると思います。
また、ズボンの中に新聞の広告を入れておくという方法を取る人もいます。
裏側の部分まで縫い付けてしまい、ズボンがくっついてしまうのを防ぐためです。
1本取りなら針を抜いてしまえば、修復可能です。
2本取りの場合でも、間違ったところだけ糸を切り、その部分で玉止め。
続きをまた新しく縫い始めればいいので、広告をズボンの足に入れ込まなくても作業はできると思います。
まつり縫いをぐるっと手縫いでしたところです。
ミシンなら筒状でもアームを挟んで縫えるので、それほどストレスにはなりませんが、手縫いの場合、アームを入れるのは難しいですし、1回1回針を入れて出してします。
なるべくなら糸を抜かずに、まとめて針を入れていき、ある程度たまったタイミングで糸を抜くと、作業が少し楽になります。
ということで、手縫いでの負担を軽減するには
- 糸は絡みにくいものを選ぶ
- まつり縫いで縫う時に1回1回針を出し入れせずに、ある程度まとめてから針を引く
- 間違ってズボンの裏まで縫ってしまった場合には、途中で玉止めして、そこから再開する
ユニフォームの膝当てにミシンを使うのはあり?
ミシンの場合、アーム部分にズボンをそのまま通して縫うことができるので、手縫いよりも縫いやすいメリットがあります。
また、手縫いに比べると早く仕上げられるので、時間短縮したい場合には、ミシンを使うのも一つの方法です。
ただし、1点だけおススメできない点があります。
それが膝当てを交換するときです。
ミシンの場合、きれいな縫い目でしっかり縫い付けてくれるので、仕上がりもきれいですが、交換するときは糸を切らないといけません。
しっかり縫い付けられた糸を切るのに、結構時間かかりますよね。
縫い付けるときに時間を取るか、交換で外すときに時間を取るか、一長一短です。
ユニフォームの膝当ての寿命はどれくらい?
子供の運動量や、スライディングの癖にもよると思いますが、我が家の場合は、だいたい半年に1回くらいのペースで交換していました。
またユニフォームのパンツによりますが、ロングパンツのほうがスライディングしたときの負担が大きいのか、膝当てを当てていても穴ができるのが早い気がします。
最初から膝当てつきを買う方法も
ユニフォームに膝当てを縫うのが面倒!という場合には、最初からついているタイプを購入する方法もあります。
こちらのパンツは実際に購入したミズノのガチパンツシリーズです。
購入したのは、レギュラータイプのものです。
また参考までにその他タイプを比較できるページを紹介します。
ジュニア用のタイプ別をまとめて表示しています。
自分の好みのものタイプを比較できるので、参考にしてください。
私の場合、ヒザ二重キルト加工のものは、膝部分が擦れた後に、また膝当てを当てるときに不便にならないかなと思ったので、最初から明らかに別で縫い付けているパッド付タイプを選びました。
野球のユニフォーム、膝当てのおススメは?
クッション性と縫いやすさで愛用しているのが、ミズノの二―パッドです。
比較的生地が厚めでクッションもしっかりしています。
膝当ての四隅が丸くなっているタイプで、手縫いで縫うときに角があるよりは、丸いタイプのほうが縫いやすいです。
縫うのが面倒!という場合にはアイロンタイプがあります。
ただし、私はアイロンタイプのものは購入したことがありません。
アイロンタイプなので装着は簡単なのですが、運動しているうちに伸縮により剥がれることがあるので。
こういった補強アイテムの場合は、特に角から剥がれてしまうので、そのときにどうしても縫い付けが必要なんですね。
また、四隅だけ先に補強しておけばというのもあるのですが、実際には角以外に直線部分でも力の入り方によっては、縫い付けた糸が取れることもありました。
縫い付けた状態で直線がほころんでいたことを考えると、直線部分だから角のように剥がれないというのはないと思います。
そのためもしアイロンタイプのものを使用した場合には、四隅以外にも何カ所か縫い付けておくと安心です。
子供の成長に合わせて膝当ての位置を変更
膝あてがぼろぼろになったら、そのタイミングで取り替えになりますが、新しいのを当てるときは、子供の成長に合わせて膝当ての位置も見直してあげてください。
我が家の場合、最初に購入した140センチのユニフォームで、膝当てがやや上のほうだったのが、成長とともに膝の位置がずれてきて、最終的にはズボンの下側になりました。
4年間使い続けていたズボンです。
ひざ当ての位置が5センチほど下にずれているのが、縫い後と汚れで見えます。
練習していると、いつのまにか土のつく部分がずれてくるのがわかるので、取り換えの時に位置を変えてあげるといいです。
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